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06月09日-02号
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  1. 瀬戸内市議会 2020-06-09
    06月09日-02号


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    最終取得日: 2022-11-22
    令和 2年 6月第4回定例会令和2年第4回定例会                   瀬戸内市議会会議録                令和 2年 6月 9日(火曜日)                ───────────────                出 席 議 員 ( 17 名 )     1番  岡     國 太 郎          2番  角  口  隼  一     3番  高  間  直  美          4番  日  下  俊  子     5番  布  野  浩  子          6番  厚  東  晃  央     7番  河  本  裕  志          8番  竹  原     幹     9番  平  原  順  二         10番  島  津  幸  枝    11番  原  野  健  一         12番  小 野 田     光    13番  石  原  芳  高         15番  小  谷  和  志    16番  廣  田     均         17番  日  下  敏  久    18番  室  崎  陸  海                ~~~~~~~~~~~~~~~                欠 席 議 員 ( 0 名 )                ~~~~~~~~~~~~~~~                説明のために出席した者   市長      武 久  顕 也       副市長     田 野    宏   教育長     東 南  信 行       総務部長    岡 田    誠   財務部長    尾 副  幸 文       市民部長    坪 井  智 美   環境部長    奥 田  幸 一       福祉部長    青 山  祐 志   こども・健康部長難 波  彰 生       産業建設部長  難 波  利 光   文化観光部長  頓 宮    忍       上下水道部長  松 本  孝 之   教育次長    薮 井  慎 吾       病院事業管理者 三河内    弘   病院事業部長  小 山  洋 一                ~~~~~~~~~~~~~~~                事務局職員出席者   局長      三 浦  光 男       次長      吉 崎  知 子   主幹      広 畑  祐 子       主査      吉 久  尚 宏                ~~~~~~~~~~~~~~~                議 事 日 程 (第 2 号) 令和2年6月9日午前9時30分開議1 一般質問   質問通告事項(発言順序1番~9番)                ~~~~~~~~~~~~~~~                本日の会議に付した事件日程1                ~~~~~~~~~~~~~~~                午前9時30分 開議 ○議長(日下敏久議員) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 ここで暫時休憩いたします。                午前9時30分 休憩                午前9時30分 再開 ○議長(日下敏久議員) 再開します。                ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 一般質問 ○議長(日下敏久議員) 日程1、一般質問を行います。 発言順序並びに各議員の質問の要旨については、一覧表にしてお手元にお配りしておりますとおりでありますが、内容の重複する質問は極力排除していただきますようお願いいたします。 本日の一般質問は、発言順序1番から9番までを予定しております。 それでは、通告に従い順次発言を許可いたします。 初めに、発言順序1番、島津幸枝議員の一般質問を行います。 10番島津幸枝議員。                〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) おはようございます。 まず初めに、新型コロナウイルス感染症により亡くなられた皆様のご冥福をお祈り申し上げるとともに、事業活動に影響を受けられている皆様に心よりお見舞いを申し上げます。また、医療現場等で命がけで仕事をされている医療従事者の方々に心からの敬意を表します。 それでは、質問通告に従いまして順次質問いたします。 質問事項1、新型コロナ感染症拡大と非常事態宣言の発令に伴い、市内でも多くの中小企業者、個人事業主の営業が大打撃を受けています。今後についてもさらなる減収が予測され、中には廃業せざるを得ないと考えられている方もいらっしゃいます。市としてコロナ禍の中、市内事業者の営業をどう守っていくか、思い切ったかじ取りを求められているのではないでしょうか。 質問要旨1、中小企業者等の営業を守る支援制度の拡充を。 先般の補正予算案第3号で、新型コロナの経済対策として、持続化給付金交付対象者への10%上乗せ給付及び市内宿泊の半額補助が計上され、可決されました。しかしながら、持続化給付金の対象は、50%以上の減収事業者に限定されています。事業者の方からは、コロナ以前からぎりぎりで経営をしてきた。10%減収となっても資金繰りは回っていかないと言われています。他市のように、10%、20%減収の事業者に対する支援策も講じられるべきではないかと思います。持続化支援給付金の対象を拡充してはどうでしょうか。 質問要旨2、事業者の方から収入が激減しても固定費、いわゆる光熱費、家賃、固定資産税、返済は同じようにかかり、重くのしかかっていると聞きます。水道料金を無料にしている自治体もあります。瀬戸内市でも実施を求めます。 質問要旨3、国の第2次補正予算案には、家賃補助が盛り込まれる予定と聞いています。ただ、事業者からのお話を聞く中で、瀬戸内市の場合は持ち物件での営業がほとんどです。瀬戸内市の独自性、特性を考慮し、固定資産税の減免を実施してはどうでしょうか。来年度の納付分からは国が減免をするわけですから、令和2年度納付分を市として支援してはどうでしょうか。 質問要旨4、議案第48号の国民健康保険条例の改正案では、新型コロナ感染症に感染したとき、または発熱等の症状があり感染の疑いがある場合、傷病手当を支給するということを盛り込む内容となっています。ただし、国民健康保険加入者のうち、被用者に限定をしています。国保税を同じように払っている個人事業主にも対象を広げるべきではありませんか。 質問事項2、山鳥毛の特別陳列及び博物館関連予算について、補正予算案(第4号)で計上された山鳥毛の特別陳列及び博物館関連予算についてお聞きします。 質問要旨1、特別陳列及び関連予算についての詳細をお聞かせください。また、今議会での補正予算では、市民の多くは新型コロナ対策予算を望んでいます。また、感染の広がりが見えない、つかめない、こういう時期になぜ特別展を急がれるのでしょうか、お聞かせください。 質問要旨2、感染防止対策事業委託料が、博物館と物産館に計700万円が計上されています。詳細についてお聞かせください。 ○議長(日下敏久議員) 難波産業建設部長。                〔産業建設部長 難波利光君 登壇〕 ◎産業建設部長(難波利光君) おはようございます。 それでは、私のほうから質問事項1の要旨1につきましてご答弁を申し上げたいと思います。 先般、先行議決をいただき、独自に実施しております持続化支援給付金、国の持続化給付金への上乗せの給付でございます。これを今実施しておりますが、これとは別に新たな取り組みに関して申し上げますと、今週には国のほうで第2次補正予算が成立する動きもございますが、まずは国の動向を注視したいというふうに考えております。その上で、緊急事態宣言が解除され、経済活動は、徐々にではありますが戻りつつあるという中で、このコロナ禍中における新たな生活様式が求められる状況も鑑みまして、事業者の方々にも少なからず影響があるのではないかと感じております。したがいまして、市としましては、県や他市の取り組みを参考にしながら、さらなる支援制度の拡充について、これで終わりというものではなく、どのような支援が好ましいのか、先ほど議員のほうからご提案いただいた内容も含めまして、緊張感、スピード感を持って検討していきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 松本上下水道部長。                〔上下水道部長 松本孝之君 登壇〕 ◎上下水道部長(松本孝之君) おはようございます。 私のほうから質問事項1、質問の要旨2について答弁させていただきます。 近年の水道事業を取り巻く経営環境は、人口減少社会の到来や節水型社会の浸透による料金収入の減少により、非常に厳しい状況になっています。水道事業は公営企業であり、その事業に伴う収入によってその経費を賄い、自立性を持って事業を継続していく独立採算の原則が適用されていること、また将来にわたり安定的なサービスの提供を実現するために、計画的に事業運営を進める必要があることから、現状での水道事業単独での水道料金の減免は困難であると考えていますので、ご理解のほどお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 坪井市民部長。                〔市民部長 坪井智美君 登壇〕 ◎市民部長(坪井智美君) おはようございます。 それでは、私のほうから質問事項1、質問の要旨3及び質問の要旨4についてご答弁させていただきます。 国において、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策について盛り込まれた地方税法等の一部を改正する法律等が本年4月30日に公布施行されています。この中で新型コロナウイルス感染症等の影響により、厳しい経済環境にある中小事業者等に対して、令和3年度課税分の1年分に限り、償却資産及び事業用家屋に係る固定資産税を軽減すること等の措置が規定され、これらに伴い必要となる瀬戸内市税条例の一部の改正について本議会に提出させていただいております。今回の中小事業者等が所有する償却資産及び事業用家屋に係る固定資産税等の軽減措置による減収額につきましては、全額国費で補填されることとなっております。 議員ご提案の令和2年度からの固定資産税の減免の実施につきましては、国の財政措置の基準や既に税を納付していただいている方との公平性の問題から実施は困難と考えますので、ご理解いただきますようお願いいたします。 なお、令和2年度分につきましては、収入が大幅に減少、納付が困難な方に対する最大1年間の徴収猶予制度がありますので、重ねてご理解いただきますようお願いいたします。 続きまして、質問の要旨4についてご答弁させていただきます。 傷病手当金の支給は、これまで原則として健康保険組合や共済組合等に加入する人に限られており、国民健康保険に加入する被保険者については、傷病手当金についての実績はありませんでした。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、保険者が傷病手当金を支給する場合に国が財政支援を行うこととなり、これに伴い、今議会に国民健康保険条例の改正案を提出させていただいております。傷病手当金の対象者は、国の財政措置の基準に基づき、被用者に限定しており、個人事業主は対象としておりませんので、ご理解いただきたいと思います。                (10番島津幸枝議員「そんなことはわかっとんじゃけど、質問に答えてほしいんじゃけど」と呼ぶ) 続けて。 ○議長(日下敏久議員) 続けて。もう済んだん。                (10番島津幸枝議員「個人事業主にも対象を広げてはどうかという質問なんですけど」と呼ぶ) ◎市民部長(坪井智美君) はい。 ○議長(日下敏久議員) 済んだら戻って。 ◎市民部長(坪井智美君) はい、済みません。 ○議長(日下敏久議員) 頓宮文化観光部長。                〔文化観光部長 頓宮 忍君 登壇〕 ◎文化観光部長(頓宮忍君) それでは、私からは質問事項2、質問の要旨1及び質問の要旨2についてご答弁をさせていただきます。 山鳥毛の特別陳列は、備前刀を中心にした企画展とあわせて実施をすることとしており、開催期間につきましては9月10日木曜日から10月4日日曜日までを計画いたしております。 特別陳列に関連した予算についての詳細でございますが、館内や駐車場の誘導、警備の委託料に263万1,000円、長船駅と博物館を土日祝日のみ運行するシャトルバス代、こちらが132万円、展示パネル等の作成費22万円、周知のためのチラシ印刷と広報紙への折り込み経費、こちらが13万1,000円となっております。 山鳥毛の購入に係る寄附金の特典に関する予算といたしましては、一定額以上の寄附者に対する感謝状や名誉館長の委嘱状の作成費及びその送付作業の委託費として98万9,000円、寄附者名を掲示する看板の製作費といたしまして221万7,000円、山鳥毛公開の案内の送付委託料を、265万4,000円を計上させていただいております。 これらの関連予算を今議会補正予算で計上する理由でございますが、山鳥毛の購入につきましては、ことし3月議会で可決されたこともあり、当初予算計上時には公開する経費を計上できなかったため、直近の今議会に計上させていただいたものでございます。また、寄附者への特典関連の予算につきましては、山鳥毛購入後、早い時期に特別陳列を実施し、あわせて実施を考えておりました式典において感謝状等をお渡しさせていただくことを想定しておりましたが、新型コロナウイルス感染防止の対策により、式典については中止をすることといたしました。このため、寄附をいただいた方々に対し、感謝状の送付を行うこととさせていただいたものでございます。 続きまして、質問の要旨2でございます。感染症防止対策事業委託料の詳細についてでございます。こちらは、二つの取り組みを予定しております。 まず一つ目でございますが、備前長船刀剣博物館の取り組みでございます。博物館は、県外からの来館者が多いこともあり、新型コロナウイルス感染症防止対策として、カメラで顔の表面体温を測定するとともに、マスクの装着について検知するスタンドアロン型システムとそれに連動したセキュリティーゲートの導入、こちらを考えております。こちらの費用といたしまして220万円、パソコンやスマホで事前に予約ができ、また時間ごとの来館者数を制限できる時間制来館者システムの導入費、こちらが180万円ということで計上させていただいております。 そして、二つ目でございますが、隣接する長船ふれあいのまちづくり館について、利用者が密になりやすいこと、利用者の動線確保や入場制限等が困難なことなどから、密な状態にならないようなレイアウトの設計と実施及び換気設備導入等による対策を講じるものでございます。こちら、300万円ということで計上させていただいております。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 島津議員。                〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) まず、質問事項1、臨時交付金が1兆円だったのが2兆円増額されていることに、今週にも第2次補正予算で可決される見込みなんですけれども、我が市に第1次補正予算での1兆円を考えると、約3億円見込まれるというふうに理解してよろしいでしょうか。
    ○議長(日下敏久議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) まだ、当市のほうにどれぐらいの予算がおりてくるかというところまでは、把握をできておりません。 ○議長(日下敏久議員) 島津議員。                〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 恐らくですけれども、ほかの自治体もそうですけれども、倍は来るんじゃないかというふうに予測されているようです。この交付金の活用事業について、いつ予算化されるんでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) なるべく早い時期にということは考えておりますが、まず制度の設計というところ、これは今までにもいろいろな取り組みの内容については議論してきております。その中で、まずはこの支援給付金、国の給付金に上乗せするのを第一弾としてお示しをさせていただいて、実行させていただいているということで、次の第二弾についても、準備とまではいっておりませんが、どういう内容でやるか、先ほどご提案いただいた持続化給付金というのは50%の減少の方、他市ではそれを10%、20%というようなところまで拡大をしているところもあります。そういったところの実績を我々としては少し検証させていただきながら、その方法がいいのか、また別の方法がいいのかの辺を現在検討しておりますので、その辺を含めまして早急に取りまとめて、またご提案をさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(日下敏久議員) 島津議員。                〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 検証もいいんですけれども、事業者の方は、本当に急いでおられるというのは、恐らく部長もいろいろ相談を聞く中でわかっておられると思うんです。私が聞きたいのは、今度の、定例で考えますと9月議会になります。そこまで待てません。ですから、今議会、6月議会でも追加補正をするという可能性というか、そういうおつもりはありますか。 ○議長(日下敏久議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 今のところは、先般、先行議決をいただきました持続化支援給付金、これの申込件数が昨日現在で43件、まずはこの制度のご活用というものを周知をしながら、先ほど言われました新たな制度については、今、検討している段階でございます。今議会にというところまでの、今、思いは、この場では申し上げられませんけども、必要に応じて対応していきたいというふうに思っております。 ○議長(日下敏久議員) 島津議員。                〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 市長、答弁者あるね。市長、質問したいんです。市長は、こういうスローな感じなんですけれども、9月議会まではさらさら待てません。せめて今議会の最終日とか、臨時議会をすぐ開くというおつもりはありますか。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 産業建設部長がスローなわけではなくて、より効果的な取り組みをしていこうということで着実にやっているところは、ぜひご理解をいただきたいと思います。 その上で国からの交付金、これがまだ議決されていないので、それを受けて直ちに、どのような形でご審議いただけるかということを議長や議運の委員長さんとも相談させていただきながら、最速で予算ができるように、議会の皆様にご協力をよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 島津議員。                〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 最速というのは、どういうことですか、具体的に。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 今から、これはわかりませんけども、タイミングでいうと最終日というのが一つの最速のタイミングになってくるんではないかなというように思います。ただ、我々も取りまとめをして中で予算査定を行い、本当に効果のあるもの、また市民の皆さんに喜んでいただけるものにしなければいけないので、そこの時間の勝負がありますけれども、極力急いで対応してまいりたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 島津議員。                〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 産業建設部長、スローという表現をして申しわけありません。ただ、スピード感ある補償というのが効果を発揮するということにもなりますので、ぜひ最速で、今議会中での補正予算の追加上程を要望しておきます。 それから、産業建設部長もおっしゃられたように、10%、20%、今、全くというか、持続化補助金でありますけれども、これってご存じだと思うんですけれども、採択基準が大変苦労されるんです。再生計画、計画も立てないといけないということで、これもまたそれが採決されるまでには大分長くかかりますし、採択される事業者も数が限定されていますので、ぜひ市独自で安心して商売を続けられる、経営を応援するという姿勢を見せていただきたいなというふうに思います。 それから、今、新しい生活様式は、結局、私たちにとっては新しい自粛という形というふうな感じになっていまして、もとどおりに経済活動が再開できるというふうには皆さん思っていないんです。実際、ある方に聞くと、このままでは、新しい生活様式が導入というか、始まれば、もとどおりのお客さんが帰ってくるとは思えないというお店もあるんです。例えば向かい合って食べることがだめとかということになりましたら、うちなんかの店の形では無理なんだというふうなお声も聞いています。事業形態を見直す店舗も考えておられるんですけれども、収入減の上、これから投資をするというのは、とてもじゃないけどそんな自信はないと。新たな事業に、事業形態を見直すというところに関しては、そこの投資部分を応援するということも考えられたらどうかと思います。例えば、店舗に対してのリフォーム助成ということもどんなでしょうか。考えられませんか。 ○議長(日下敏久議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) いろいろな知恵をいただいて、それを政策のほうに反映したいと思っております。 ただ、我々がどうしても注視しなければいけないのは、公平感を持った制度にしていかないと、そこでまた格差が出るというようなことになってもいけませんので、その辺、十分に注意しながら、いただいたご意見をもとに、制度の拡充に努めていきたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 島津議員。                〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) ぜひ、よろしくお願いします。 それから、水道料金の減免で、企業会計の中で実施をというふうには思っていないんです。他市を見ますと、財政調整基金だとか、今回の臨時交付金も活用しているんです。今、政府の公式サイト、この臨時給付金のQアンドAを公開していますけれども、これを見ても水道料金とかについての交付金対象というのもなりますということが明記されていますので、財政調整基金やこの交付金を活用して、市長、水道料金の引き下げとか考えられたらどうでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 他市で行われているのを、私たちも状況を把握をしております。我々もどうするかということをいろいろ、中でも議論しておりますけれども、基本的には水道の使用料というのは、たくさん使われる方とそうでない方、事業者によっても非常に開きがあるということ、それを一律に、基本料金だけ無料にするというのは一つ、方法としてありますけれども、それ以外のところも無料にするということは、その事業者の実態に必ずしも合わない支援になってしまうということ、このあたりの不公平感というのはどうしても拭えないのかなというように思います。 したがって、我々がもし同じ財源があるとするならば、無料化ではなくて、あるいは減免ではなくて、給付のほうへ充てさせていただくというほうが、市としてのとるべき政策にはふさわしいんではないかと考えておりますので、そういったところを、財源をしっかりと使っていくということは積極的にやってまいりたいと思いますので、そのあたりご理解いただきたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 島津議員。                〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 給付でしっかりやっていただきたいと思います。 それから、市民部長、ここで質問したのは、質問要旨4ですけれども、傷病手当の対象は被用者だけというのはもう国の制度で、個人事業主等にも広げてはどうかというのは、市独自で広げてはどうかという質問をさせてもらったんです。 ○議長(日下敏久議員) 坪井市民部長。 ◎市民部長(坪井智美君) 市の独自施策としましては、傷病手当金の支給を個人事業主を対象にすることについては、国の財政支援の措置もなく、現在の厳しい国民健康保険の会計では対応は困難であると考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 島津議員。                〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 鳥取県の岩美町が町独自制度で予算額、これに対して約185万円なんです。国の制度による傷病手当の対象とならない個人事業主等に、前年度事業所得を365日で割った1日分の3分の2という計算で制度化しているんです。ですから、規模も違いますけれども、約185万円程度です。これについては、市として応援するということを考えられてもいいんじゃないかなというふうに思うんです。国保の会計では厳しいならば、市長、考えられたらどうでしょうか。 同じように、個人事業主も保険税を払っていますでしょう。被用者に対しては使えるけれども、個人事業主に対しては使えないというのは不公平でもありますし、何より安心して経済活動を再開するには、たとえ感染の疑いがあってもきちんと傷病手当で措置しますよというのは何よりの応援だと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 国保に加入していらっしゃる方々のお気持ちを代弁していただいて、私も気持ちはよくわかります。 今は、国のほうの制度として傷病手当の対象者というのが決められていて、そこをどのように市としてさらに考えていくかということなんですけれども、基本的に今の段階では、事業主の皆さん方は持続化給付金であったりとか、そうしたところでの対応をさせていただいているというのが現状でございまして、そうした面から申し上げると、より公平な制度ということになると…… ○議長(日下敏久議員) 残り3分です。 ◎市長(武久顕也君) 国保の対象者だけではない、そうした制度の構築が必要になってくるのかなと思っておりますので、そのあたりは、検討課題ではありますけれども、ご理解いただきたいというように思います。 ○議長(日下敏久議員) 島津議員。                〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) ぜひ、検討していただきたいなというふうに思います。 それから、質問事項2です。 質問要旨1の中で、警備員等を雇うのに263万円と言われましたけど、この財源はどこから支出されているんですか。 ○議長(日下敏久議員) 頓宮文化観光部長。 ◎文化観光部長(頓宮忍君) 山鳥毛の特別陳列につきましては、博物館の通常業務の中の一つというふうな位置づけでございますので、一般財源を充当させていただいております。 ○議長(日下敏久議員) 島津議員。                〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 山鳥毛の特別陳列は、3月時点でつけるかつけんかというときには、一般財源は使わないというふうな方針だったのが、急遽こういうふうに変わったということですか。 ○議長(日下敏久議員) 頓宮文化観光部長。 ◎文化観光部長(頓宮忍君) 当案件につきましては、もともと博物館のほかの企画展や特別展などと同じような取り扱いをさせていただいておりますので、こちら一般財源ということでご理解いただきたいというふうに思います。 ○議長(日下敏久議員) 島津議員。                〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) また、質疑でも質問させていただきたいと思います。 あと、そこの文化観光部でいえば、美術館とかあと道の駅とかも所管なんですけど、なぜ博物館と美術館だけに感染予防対策、防止対策として計上されたんでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 頓宮文化観光部長。 ◎文化観光部長(頓宮忍君) ほかのいろいろな関連の施設もございます。それぞれの施設について、感染対策については指示をしておりますし…… ○議長(日下敏久議員) 残り1分です。 ◎文化観光部長(頓宮忍君) 博物館につきましては、先ほども申し上げましたように、特に県外からの方が多いということでございますので、先行的に、対策を重点的に打っていくということでございます。 ○議長(日下敏久議員) 島津議員。                〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) 博物館、美術館の来館者というのが、現在どれぐらいになっているかというのが、把握されていますか。 ○議長(日下敏久議員) 頓宮文化観光部長。 ◎文化観光部長(頓宮忍君) コロナ禍においての集計においては、休館の期間もありますが、手元に今、人数の資料がございませんので、かなりの人が来られていないというふうな状況ではございます。 ○議長(日下敏久議員) 島津議員。                〔10番 島津幸枝議員 登壇〕 ◆10番(島津幸枝議員) コロナ禍の中で、感染防止対策をしてでも山鳥毛の特別展を実施されるわけですけれども、ぜひとも延期も考えていただきたいというふうにお願いを申し上げまして、質問を終わらせていただきます。 ○議長(日下敏久議員) 以上で島津議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩します。                午前10時1分 休憩                午前10時10分 再開 ○議長(日下敏久議員) 再開します。 次に、発言順序2番、布野浩子議員の一般質問を行います。 5番布野浩子議員。                〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) おはようございます。 新型コロナウイルスによってお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、この厳しい中でも一生懸命働かれている方々、医療関係者の方々に敬意と感謝を申し上げ、議長の許可をいただきましたので質問させていただきます。 質問事項1、観光政策についてです。 このコロナ禍においても経済を回していくこと、地域を活性させることは大切なことだと考えます。 質問の要旨1、山鳥毛の特別展示の開催方法はです。 市長の発表で開催日程がわかりました。昨年の山鳥毛一時里帰り展では、大勢の方に足を運んでいただきました。移動手段の確保や駐車場の確保、食事どころの案内など、おもてなしの心が大切です。今回は、新型コロナ対策をしっかりした上で、来ていただくお客様に対して、安心して心から展示を楽しんでいただけるような、そして住民の方々にも安心してもらえるような開催方法が必要だと思います。いかがでしょうか。 要旨2、牛窓海遊文化館の整備予定と今後の活用方針はです。 今年度整備される予算がついています。朝鮮通信使が寄港したところとして世界記憶遺産にも認定され、牛窓海遊文化館は港町散策のスポットとして核となる施設ですが、なかなかうまくお客様を呼べていない実情があると思います。ここまで予算をつけて今までどおりというのではもったいないです。ここから牛窓の歴史や寄港地としてまちがどのように発展していったか、まち並みのガイドとセットで入館者をふやすなど、地域と連携しながら発信すべきではないかと考えます。今後のあり方をどのように設定されているのか、教えてください。 要旨3、国の「Go To キャンペーン(仮称)」をうまく活用して、当市の観光施設や自然の豊かさなど、市のよさを盛り込んだ企画をしてはどうかです。 新型コロナでステイホームをしているとき、本当に感じました。瀬戸内市は何て恵まれたところなんだろうと。ほかではまねできない歴史があり、豊かな自然があります。市内宿泊事業者緊急支援も始まります。素早い動きだったと思います。そして、きのうは観光協会会長の記者発表がありました。子どもの笑顔あふれる観光のまち瀬戸内市をスローガンに、子どもに特化した六つの新規プロジェクトの立ち上げ説明がありましたが、その中に、瀬戸内市に安心して来ていただけるよう、独自のコロナ対策認定制度の発表もありました。これは、瀬戸内市モデルになるのではないかと期待しています。文化観光部が新たにできたということは、市としても力を入れていくということだと思います。期待しています。 質問事項2、災害支援についてです。 質問の要旨1、避難所における新型コロナウイルス感染症拡大を防止するため、避難場所や人員の確保などをどのように考えているのかです。 新型コロナ禍の中、今までと違う避難の仕方、準備があると思います。3密を避けるため、避難場所の増設は考えておられるのか、避難場所で密接にならないような部屋のつくり方などどうされるのか、またそれに伴い人員をふやす必要もあるのではないかなど、今までと違う対策を検討されていると思います。お答えください。 要旨2、県外からの災害ボランティアの減少が予測されるが、市内の事業者と災害応援協定を締結してはどうか。また、地域のボランティアグループの連携、住民の意識改革が必要だが、計画はです。 この間、官民で災害対応に当たるための組織、災害支援ネットワークおかやまのズーム会議がありましたが、私もそこに参加させていただきました。その中で、県外からのボランティアに来てもらうのは今までのようにはいかない。そうなれば、自分たちのことは自分たちで解決しなければならなくなるという話が出ました。実際、真備でも、最後は地元の業者さんにしてもらわないと災害復旧は進まなかったという話も出ました。今まで以上にいろんな連携や準備が必要となってきます。当市でも建設業やリース会社との協定を結んでいると聞きましたが、今後、民間施設の活用などを考えると、衣食住に関係する業者さんとの協定も結ぶ必要があるのではないかと思います。現状と今後の予定をお願いします。また、避難の仕方も親戚避難、友達避難、あと車やテントで避難をする青空避難、ホテル避難と、垂直避難以外にもいろんな避難形態が推奨され、その支援も多岐にわたることになります。人手が足らないことは目に見えています。市民やボランティアグループとの連携が欠かせないと思いますが、どのように関係をつくっていかれますか。 瀬戸内市の自主防災組織率は70%ぐらいと聞いていますが、実際、いざというとき、自助、共助がどれだけできるかは訓練がキーポイントになっています。自主防災組織がないところでは、ほかの地域のボランティアの方々の力も必要になります。改めて市民の方に力をかしてもらえるような連携や関係の構築が大切だと思いますが、どのような計画を考えられていますか。また、避難するときは、おのおの体温計、消毒液、マスクなど準備してほしいなど、今までなかったものが新たにふえました。コロナ禍の中、集まって話を聞いてもらうことは難しいですが、でもきちんと理解していただきたいところです。市民に対する啓発活動、必要な情報提供など、しなければならないことがふえています。計画をお願いします。 これで1回目を終わります。 ○議長(日下敏久議員) 頓宮文化観光課長。                〔文化観光課長 頓宮 忍君 登壇〕 ◎文化観光部長(頓宮忍君) おはようございます。 それでは、私からは質問事項1、質問の要旨1から3についてご答弁申し上げます。 まず、質問の要旨1でございます。 山鳥毛の特別陳列についてですが、備前長船刀剣博物館の展示室の改修を11月から実施する予定となっております。このため、その前に特別陳列の機会をつくりたいというふうに考えております。 昨年度秋に開催いたしました特別陳列では、7日間で5,541名の来館があり、最大で1時間半の待ち時間が発生いたしました。また、購入後初めての公開となることから、多数の来館者が予想されますので、できる限り長い会期を設定し、ゆっくりとご観覧できるようにしたいと考えております。現時点では、先ほどご指摘ありましたとおり、9月10日木曜日から10月4日日曜日の期間を予定いたしております。開催に当たっては、いわゆる3密を避けるための感染防止策として、警備、誘導員を適切に配置し、現在導入を検討いたしております時間制予約システム等を活用して入館者数の制限など、対策を講じた上での開催とさせていただきたいと思います。また、公共交通機関をご利用しての来館される方のために、土日祝日、長船駅と博物館を結ぶシャトルバスの運行も考えてございます。周知につきましては、市民向けには広報紙にチラシ等の折り込み配布、あわせてホームページやSNS等により広く周知をいたします。また、寄附者の方々には個々に案内の送付を行うことといたしております。 なお、特別陳列の開催までに展示ケースの設置を完了し、より魅力的に山鳥毛をごらんいただけるよう、展示環境の整備も進めてまいりたいというふうに考えております。 続きまして、質問の要旨2でございます。 牛窓海遊文化館の改修、整備の内容でございますが、空調設備の老朽化により故障が頻発をしており、これ以上の修繕対応が困難であることから、昨年度、本格的な改修に向けた実施設計を行っており、空調改修に合わせて取り外す必要がある天井の改修や照明のLED化、一部展示スペースの増設等を含む改修工事となってございます。 今後の活用方針についてでございますが、牛窓だんじりや造船技術といった牛窓の海洋関係文化の発信と世界記憶遺産に登録された朝鮮通信使の歴史文化の伝承というコンセプトのもと、改修工事に合わせた展示内容の更新を検討いたしております。今回の施設改修に伴うリニューアルをきっかけとして、歴史文化の発信拠点として、また牛窓地域における観光拠点としてのみならず、地域に根差した施設として、シビックプライドの醸成等にも活用してまいりたいと考えております。 続きまして、質問の要旨3でございます。 Go To キャンペーンでございますが、観光庁からの情報におきましては、国内旅行を対象とした旅行商品の購入者に対して、旅行期間中に限り、旅行先の宿泊、飲食、施設の利用、体験等、幅広く利用できる割引クーポンの発行をされるもので、一人1泊当たり最大2万円相当の割引が可能というふうに伺っております。市といたしましても、本キャンペーンによる誘客の機会を逃すことのないよう、各取り組みを進めることといたしており、支援の一環として、Go To トラベルの実施に向け、インターネット旅行サイト等から宿泊予約を受けられるよう、宿泊業者のオンライン化の推進について、先行議決をいただきました宿泊事業者緊急支援事業の取り組みの中でも、事業の受託者である瀬戸内市観光協会に依頼しているところでございます。 ご提案ありました、キャンペーンに合わせた当市独自の企画についてでございますが、市内に宿泊された観光客の方々にさらに市内を周遊していただくことで、経済効果をさらに広げることができることから、積極的に進めてまいりたいと考えております。観光客の方々に、市内の観光施設に立ち寄り、また本市の豊かな自然を感じることのできる魅力的なアクティビティーを体験していただけるよう、観光協会等の関係団体と連携し、市内の観光関連事業者への周知に努めるとともに、旅行会社等への働きかけやキャンペーンに合わせた情報発信など積極的に取り組むことによって、市内の周遊を促進してまいりたいというふうに考えております。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 岡田総務部長。                〔総務部長 岡田 誠君 登壇〕 ◎総務部長(岡田誠君) おはようございます。 それでは、私のほうから質問事項2、質問の要旨1及び2について答弁させていただきます。 まず、質問の要旨1についてです。 新型コロナウイルス感染症の現下の状況を踏まえ、災害が発生し、避難所を開設する場合には、感染症対策に万全を期さなければならないと考えています。そのためには、避難所の密閉、密集、密接の3密の防止を図ることが重要な課題です。 市としましては、まず過密状態を回避するために、市民に本当に立ち退き避難、自宅から移動する避難をする必要があるかどうかをハザードマップで確認してもらうようにします。避難とは難を避けることで、自宅が安全な場合は避難場所に行く必要はありません。また、自宅が危険で立ち退き避難が必要な場合でも、避難先は市が指定する避難場所だけでなく、安全な親戚や知人の家に避難をすることも考えていただくようお願いします。啓発につきましては、7月の広報紙に掲載する予定としております。自宅がどのような災害で被害を受ける危険性があるかを確認し、適切な避難行動をとっていただきたいと考えています。 このような取り組みをした上で、避難場所へ避難が必要になったには、避難者ごとの間隔をあけられるよう、市としては可能な限り多くの部屋を活用するよう準備します。また、災害対策本部の班編制において、避難所開設に要する人員もふやすようにしています。現在、早期開設避難所として4カ所の避難所を開設するようにしています。部屋数としては、各施設、1、2部屋となっていますが、最近の避難者の状況を踏まえた上で、新型コロナウイルス感染症を防止するため、3密にならないよう各施設で部屋数をふやし、人員の確保をしていきたいと考えています。さらに、大きな災害が発生した場合、特別警報が発令されるなど大きな災害の発生が予想される場合には、災害の種別や規模を考慮し、学校施設等を開放することも想定しています。 次に、質問の要旨2についてです。 自然災害が起きた場合、これまでの災害支援で行われていた、全国から迅速に短期集中で現地に駆けつけるといった支援のあり方でありましたが、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、県外からの災害ボランティアの支援は見込めないと考えられます。 市では、現在までに市内の事業所と多数の災害時応援協定を締結させていただいています。食料品店、薬局、ホームセンターなどとは飲料、食料品、日用品、薬などの提供に関する協定を、市内の建設会社とは建設機械、資材、労力の提供に関する協定を締結しています。また、岡山市内の事業所にはなりますが、レンタル資機材の提供に関する協定も締結しています。今後も、必要に応じて市内の事業者と災害時応援協定を締結していきたいと考えています。 次に、住民の意識改革につきましては、議員のご指摘のとおり、これからはさらに大切なものと考えています。今まで経験したことのないような大きな災害が発生した場合、または発生が予想される場合には、市の取り組みだけではどうしても限界があります。今まで以上に、自助の力のさらなる拡大が必要となります。さらには、地域の集会所などを活用した避難生活という選択も出てくると思いますので、そのような意味でも、地域の助け合い、自主防災組織など共助の力についてもさらなる拡大が不可欠と考えています。また、自主防災組織が結成されていない自治会につきましては、NPO法人などの協力を仰ぎながら組織づくりをしていきたいと考えています。今年度は、出前講座などが思うようにできていませんが、まずは広報紙や市ホームページを活用して周知啓発を行い、状況を見ながら、徐々に出前講座なども実施していきたいと考えていますので、ご理解のほどよろしくお願いします。 私からの答弁は以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 青山福祉部長。                〔福祉部長 青山祐志君 登壇〕 ◎福祉部長(青山祐志君) おはようございます。 私からは質問事項2、質問の要旨2、地域のボランティアグループ等の連携の部分についてご答弁させていただきます。 災害ボランティアについては、災害時に瀬戸内市社会福祉協議会が災害ボランティアセンターを設置し、災害ボランティアの受け入れや支援活動を行っています。しかしながら、議員がおっしゃるとおり、現在の状況においては、県外からの災害ボランティアの受け入れなどが厳しい、難しい状況にあると予想され、地域のボランティアグループ等との連携が不可欠であると考えます。 社会福祉協議会においては、平成25年より瀬戸内市ボランティア連絡協議会を設置し、災害時におけるボランティア活動にも備えています。また、社会福祉協議会では、先日6月6日に参加者を限定して、瀬戸内市総合福祉センターにおいて、新型コロナウイルスの影響下での災害を想定した第2回目の災害ボランティアセンターの設置運営訓練を実施し、災害発生からセンター設置、運営までの手順を確認したところであります。今後、状況を見ながら、限られた人員で効果的なボランティア活動ができるよう、研修会の開催等により、日ごろからの連携と災害に対する理解と意識の維持に協力、支援してまいりたいと思います。 私からは以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 布野議員。                〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) ありがとうございます。 2回目を質問します。 観光政策についての質問の要旨の2です。 牛窓海遊文化館の整備予定と今後の活用方法として、今までなかなかうまく活用できていない、どうしても部分があると思います。まち並みのガイドをされている方が、そのガイドとセット入館では去年1,000人を超えるような入館者があったと聞きました。単体の入館者だけではなく、そういう町並みを散策するような体験とか発見とか探検ができるところ、そういうイベントというか、まち歩きを充実させて、あの館を、せっかく予算をつけて改修されるんだったらそこを核とするような、そういう心意気というんですか、そういうのが必要だと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 頓宮文化観光部長。 ◎文化観光部長(頓宮忍君) ただいまご指摘をいただきましたとおり、牛窓の観光スポットといたしまして、しおまち唐琴通り等がございます。そこの導入施設としての位置づけも当然ございますので、しおまち唐琴通りを中心とした観光スポットへの導入施設としてのまず位置づけをさせていただきながら、改修工事のほうを進めていきたいと思います。 あわせてではございますが、今回の魅力の向上という部分におきましては、主にはハードの改修になるんですけれども、展示の内容といたしまして、インスタ映えを意識したような改修、展示内容の変更も検討いたしておりますので、そのあたりもボランティアガイドさん等の連携を絡めて、検討していきたいというふうに思っております。 ○議長(日下敏久議員) 布野議員。                〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) ありがとうございます。 資料の提示の仕方とかも、ちょっと難しかったり字が小さいというような、市民の方からとか観光客の方の話も伺っています。牛窓って歴史がありますし、寄港地としても売りがたくさんあるところです。まちぐるみ博物館という名前をつけた方もおられますが、そういう形のキーの核とするような館として運営をしていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。 それでは、山鳥毛の件にしては、市民の方もとても待たれている方もおられます。いろんな意見があるのも重々承知ですが、それでも一生懸命頑張って、とても期待されている方もおられるので、ぜひ3密にならないような、いろんなものを導入して、安心して見えるような形でよろしくお願いします。 では、済いません。もう時間がないので、質問事項の2に行きます。 一番気になっているのは、県外からの、今までと災害支援の形が変わっていくということです。今までやってきたことがなかなか通用しない。とりあえず人と触れ合うとか、そういうことができにくい中での災害に対する自助、共助、それでボランティアさんたちとの連携が必要になってきます。今まで、こうやります、こういうふうにやらないといけないという話は伺いましたが、具体的に、じゃ、自主防災率が今70%ぐらいですが、これを100%にしていく手だてとか、70%だけど実際動いているのがどういうふうになっている、確認とか、これから市として、必ず市民の財産と命は守っていかないといけないので肝心なところだと思うんですが、そういう具体的なことはどういうふうな予定でしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 岡田総務部長。 ◎総務部長(岡田誠君) 議員ご指摘のとおり、自主防災組織の組織率が今、6月8日現在ですけども、75.14%という形になっております。この中で実際に活動されている団体と、そうでない団体もあるかと思いますけれども、この自主防災の組織率は今後、まだふやしていく必要があると考えています。ただ、今年度につきましては、ご承知のとおり、出前講座とかその辺で、こちらからの接触がなかなか難しかったということもありますので、その辺は今後、出前講座であるとか、そういう格好での接触をふやしていきまして、自主防災組織率をふやしていきたいと考えています。 ○議長(日下敏久議員) 布野議員。                〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) 最初は、わけがわからない新型コロナウイルスで怖かった。もう、感情的に怖かった部分もありますが、だんだん、どういうふうなことで感染するかとかがわかりだしたら、正しく理解して正しく活動すれば、出前講座ができませんというようなこともなくなってくると思います。きちんと消毒をするとか、そういうことができれば感染率はぐっと下がっているし、マスクも着用することで、ネズミの検査で有効性があるというふうに出ていたので、そういうことはきちんと正しく伝えて、やらないといけないことはやらないといけないと思います。だから、そういう、今はただただ不安だったこともありますが、しっかりとそういうふうに出向いていくとか、もう一回、全部仕切り直すというか、やり直しをするぐらい、1回声を全地域にかけるぐらいの、それぐらい、今、きのうでしたっけ、奄美大島か、沖縄のほうで物すごい豪雨がありました。そういうのがこれからずっとずっとこっちへ来るかと思うし、2年前の真備の震災なんかも残っています。いつ、瀬戸内市がそうなるとも限らない。命を守るという一番大事なところで、市との連携とか、市民との協働とかが大事になってきます。もう一度、そういう予定とかタイムテーブルがもっと真剣に必要じゃないかと思うんですが、どうでしょう。 ○議長(日下敏久議員) 岡田総務部長。 ◎総務部長(岡田誠君) 議員おっしゃるとおり、イベント等の関係につきましても、いろんなことを解除していっている状態ですので、今後はこちらから声をかけながらふやしていくように、考えていきたいと思っております。 ○議長(日下敏久議員) 布野議員。                〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) それが具体的に、多分まだ計画はされていないんでしょうが、それでも待ちの状態とかだとどんどんどんどん物事は進んでいくし、今回、防災のネットワーク、岡山の災害支援ネットワークのズーム会議において、ずっと真備を支援してきた人の話というのは、とても具体的で勉強になりました。それはどういうことかというと、市の職員さんだけではとてもじゃないけど全部ができないから、どれだけボランティアたちや…… ○議長(日下敏久議員) 残り3分です。 ◆5番(布野浩子議員) 市民の方と手が組めれるか、それを任すことができる力があるかどうかとか、市の対応とか、市の思いとか、組織のやり方とか、そういうことがすごく大事だなと思いました。私たちも、市の職員さんが全部やってくれるなんて思っていないです。そういうのを形にするとか、もっと具体的に進めるようなやり方が必要だと思うんですが、いかがでしょう、具体的に。 ○議長(日下敏久議員) 岡田総務部長。 ◎総務部長(岡田誠君) 最近の山陽新聞だったと思うんですけど、ボランティアの対応指針ということで、感染拡大防止という形で載っております。これにつきましては、感染拡大の懸念がある程度なくなるまでは、ボランティアの募集範囲を顔の見える近隣住民を中心という形で書いております。ですので、近隣住民の方にご協力いただきながら、今後進めていきたいと考えております。 ○議長(日下敏久議員) 布野議員。                〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) ぜひ、私が書いているこの地域のボランティアグループという方も、多分、顔が全く見えない人たちではなく、防災リーダーさんとか、いろんなところで活躍されている方々がおられます。そういう方々を、今、集まることもなかなか難しいかもしれませんが、それでもこれからは、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止しながらのガイドラインをつくっていかないといけないという、新たなやり方を進めていく、今までとは全然違うんじゃないかと思っています。そこら辺で、もっとしっかり危機管理というか、そういうことをしなければならないと思うんですが、市長、どうでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) ボランティアの活動については、我々のほうから積極的な働きかけというのが必要だと思いますが…… ○議長(日下敏久議員) 残り1分です。 ◎市長(武久顕也君) 現実問題には、感染のリスクを敬遠されて、なかなか出てくることにためらう方がおられるというのも現状ではないかと思います。したがいまして、状況を見ながら、行けるときにはこちらのほうから積極的に働きかけをしていくということと、それから、今すぐにはできませんけれども、行政組織のカウンターパートとして、市内に一緒に動いてくれるそんなような組織とか、そうしたものがしっかりとないと、今おっしゃったような理想の形というのはできづらいかなというように思っています。したがって、そういったところをやっていこうと思うともうちょっと時間かかりますんで、このコロナとつき合いながら、そのあたりの先を見据えた地域への投資という意味でも、災害対策に万全を期していく必要があると考えています。 ○議長(日下敏久議員) 布野議員。                〔5番 布野浩子議員 登壇〕 ◆5番(布野浩子議員) ありがとうございます。その言葉を聞いてちょっと安心しました。ぜひ、よろしくお願いします。 ○議長(日下敏久議員) 以上で布野浩子議員の質問を終わります。 ここで10分間休憩します。                午前10時41分 休憩                午前10時52分 再開 ○議長(日下敏久議員) 再開します。 次に、発言順序3番、角口隼一議員の一般質問を行います。 2番角口隼一議員。                〔2番 角口隼一議員 登壇〕 ◆2番(角口隼一議員) 皆さんおはようございます。 議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして質問させていただきます。 クラスター対策は、院内感染を予防することが一丁目一番地であると私は思っております。一番リスクの高い医療施設で医療従事をしていただいている皆さんには、感謝をしてもし切れません。本当にありがとうございます。そのような意味において、市のコロナ以外の医療を維持するということ、医療従事者が感染しないようにすることは、非常に重要な要素であると思います。 そういった意味で、質問事項1、新型コロナウイルス感染症に対する医療体制の整備について。 要旨の1が院内感染を起こさせないための対策は、また医療従事者等を守る体制整備は進んでいるのか。 要旨の2、ICT機器等の導入による遠隔診療及び非対面型診療導入等の検討状況はと質問させていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(日下敏久議員) 小山病院事業部長。                〔病院事業部長 小山洋一君 登壇〕 ◎病院事業部長(小山洋一君) それでは、私のほうから質問の要旨1及び要旨2について、続いてご答弁をさせていただきます。 まず、質問の要旨1についてでございます。 院内感染防止対策でございますけれども、市民病院では手指衛生や個人防護具の着用など、標準予防策を基本として実施しております。あわせて、来院者の配置、移動に応じた予防策として実施している主な取り組みを申し上げます。 外来患者はもとより、全ての来院者に体温測定を行い、発熱が認められる場合に、他の患者と動線を分けて感染対応診察室で診察をしております。入院患者の予防策といたしましては、原則面会の禁止、売店利用の禁止、外来リハビリの場所を2階から1階へ移動し、入院患者と外来患者の接触を極力避けております。健診受診者の予防策としまして、県外移動や発熱等の体調異常のある方の受診の禁止、肺機能検査の中止、それからドック食の中止などを行っております。これらの院内感染対策を担う感染対策委員会を毎月、そして対策を実践する感染対策チーム会議、これを毎週開催しておりまして、院内感染の発生状況、それから監視、調査、国、県の情報収集分析を行いまして、現状の感染対策の問題点を把握し、改善をいたしております。医療従事者等の感染の防止策といたしましては、みずからが感染源とならないため、毎日の検温や職員行動指針の遵守に努め、健康管理に留意をしております。院内感染防止策を徹底することで医療従事者自身を守り、ひいては患者を守ることで地域医療体制の維持に努めてまいります。 続きまして、質問の要旨2についてでございます。 遠隔診療、いわゆるオンライン診療は、新型コロナウイルス感染症が急激に拡大している状況で、院内感染を含む感染防止のため、原則認められていなかった初診についても活用できるよう、本年4月13日に制度が見直されたものでございます。したがって、初診からオンライン診療を受けられるのは、暫定的な措置でございます。本来、対面診療を受けて治療方針を決め、その後、継続的に状態を見るために行われるもので、オンライン診療に適しているのは、慢性疾患を持ち、これまで服薬治療を継続している患者でございます。市民病院では、このような患者へ電話による診療、いわゆる電話再診を行っております。現在、このオンライン診療につきましては、各医療関係団体で、疾病を見落とすリスクもあることから新型コロナウイルス感染症の終息後、安全性、それから有効性のエビデンスを踏まえ、引き続き検討することが必要とされております。市民病院では、感染対応が必要な患者が入院した場合に、医療従事者との接触機会を減らすため、タブレット端末で患者の容体を見ることができるよう、設備、機器に必要な予算を今議会に計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いをいたします。 次に、非対面型診療についてでございます。 これは、AI診断の実施方法の一つでございまして、代表的なものは、マイクとカメラで患者の声や様子を通じてAIが診断を行い、待機している医師が確認、承認し、患者に通知するというものでございます。あくまでも、医師の最終判断を支援するものという位置づけとなっています。AIによる問診システムを導入して診療の効率化を図っている医療機関もございますし、その医療機関では診療や待ち時間の短縮、医師の負担軽減に効果が確認をされております。急速な高齢化や医師不足などの課題の解決、また感染対策としても有効な手段となる可能性を秘めたこの遠隔診療、そして非対面型診療、これにつきまして、市民病院の状況に適した活用方法を今後とも検討してまいりたいと考えております。 答弁のほうは以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 角口議員。                〔2番 角口隼一議員 登壇〕 ◆2番(角口隼一議員) ご答弁ありがとうございました。 院内で医療従事者が仕事をする上において、風邪の症状だったりとか、体温が高かったりとかしたら、もしくは一人でもそういった状況になった場合、感染のリスクを抑えるために、病棟閉鎖等々なってしまう可能性もゼロではないというふうなことを思いながら、多分、病院経営をされていらっしゃるんだろうとは思うんですけれども、そういった意味で、医療従事者の抗体検査だったりとか、仕事をする上において、そういったキットの準備とか整備を今されていらっしゃるのか、もしくはされる予定があるのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(日下敏久議員) 小山病院事業部長。 ◎病院事業部長(小山洋一君) 先ほどご指摘のありました簡易の検査キット等につきましては、今、まだこちらのほうに入ってきてはございませんが、病院のほうでも患者様のほうにまず使用できるように、関係機関と連絡をとって進めておるような状況でございます。
    ○議長(日下敏久議員) 角口議員。                〔2番 角口隼一議員 登壇〕 ◆2番(角口隼一議員) 患者さんも大切だとは思うんですけれども、特に従事する人が仕事ができない状態になってしまうと非常に困ると思われます。そういった意味で、仕事をできる、医療従事ができるというのも安心感を得るためにも、キットの整備というのは非常に重要だと思うんですけど、管理者、ご答弁お願いできますか。 ○議長(日下敏久議員) 三河内病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(三河内弘君) おっしゃるように、医療従事者が安心して仕事ができるために、そういうふうなことを知るというのはとても大切なことだというふうに思います。 あとは、それを調べるためのキットといいますか、それがどれぐらい手に入りやすいか、どれぐらい余裕があるかということになると思います。今のところは、まだ保険検査にはなっていますけれども、実際にはまだ保健所からの指示でといいますか、依頼を受けてこちらがするという、一応建前になっておりますので、岡山県内で自由にそれが使えるという段階では、正直なところ、残念ながらまだなっていません。私どもも自由に使えるようになれば、医療従事者も含めて、どの順番でやったほうがいいのかという優先順位を考えながら、有効にそれを使いたいというふうに考えています。 ○議長(日下敏久議員) 角口議員。                〔2番 角口隼一議員 登壇〕 ◆2番(角口隼一議員) あともう一つ、市内での感染者が出てしまった場合に、外部からの専門的な意見を聞けるような状態になっているのか、どういうふうな病院経営を今後やって、市中に感染者が出てしまった場合、外部からの専門的な意見を聞けるような体制になっているのか、そのあたり、ご答弁をお願いできますか。 ○議長(日下敏久議員) 三河内病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(三河内弘君) 市内に出た場合に、それをどのようにするかということに関しては、私どももちろん十分気にはなるし、どのようにすればいいかということは考えなければいけないことでございますけれども、第一義的には、保健所のほうが市内に出た場合にそれをどのように追跡するか、あるいはどのようにこれから先の予防をするかということを一応考えて、私どものほうに恐らく指示があると思います。 私どもの病院の中も、他のいろんな大きな病院との間で感染の委員会を共同で開いたりをして行き来がありますし、それから個人的にもといいますか、いろんな感染に関する専門家とのコネクションというのはたくさんありますので、具体的に私どもの病院の中のことに関しても、ご相談というのは常に、自由にできるようになっておりますので、そのことに関して情報が足らなくなるということは、余りないのではないかというふうには考えています。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 市中感染の場合も含めた市としての対応ということになると思います。病院はもちろん、そこには当然深くかかわってくるんですけども、現在、専門家ということで、保健所のOBの方をアドバイザーとしてお迎えをして、そして対策本部会議等でも助言をいただきながら対策を進めているという状況でありますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 角口議員。                〔2番 角口隼一議員 登壇〕 ◆2番(角口隼一議員) 市民の方が、市民病院は安心して来ていただけるような体制だということを理解していただけるといいなと思って、質問させていただいています。 コロナ禍において、病院の経営というのは非常に厳しい状況になっているんじゃないかなというのは推察しておりまして、ある病院なんかは10%、20%収益が減っているような病院もあるというふうに聞いておりますので、そういった意味で、安心して市民の方が病院を使っていただけるように、安心ですよということで理解していただけたらなと思っていますので、今後とも頑張ってやっていただきたいなと思っています。 それから、遠隔医療なんですけれども、今後の医療界の潮流になっていくんかなというふうに思っています。そういった意味では、遠隔診療の導入に向けた将来的な市民病院のあり方というのは、先ほど部長のほうも答弁していただきましたけれども、非対面型の診療導入について、具体的に進めていただけるというふうなことで答弁をいただきましたので、一生懸命やっていただきたいなと思うんですけれども、お医者さんがいないような地域でも安心して医療が受けられるというふうな体制整備というのは、本市においては非常に重要だと思うんですけども、そういった意味で、管理者、もう一回答弁をいただけたらなと思うんですけれども。 ○議長(日下敏久議員) 三河内病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(三河内弘君) 今、角口議員さんおっしゃったように、全体を見回して、あるいは将来のことを考えて、これからますますオンライン診療ということ、非対面型の診療ということの重要性が増してくるということに関しては、これは恐らく全国民異議がないところではないかなと思います。 あとは、私ども、今のここの市民病院ということで考えてみますと、私どもの病院の中にも、いろんな問題といいますか、解決しなければいけない問題がたくさんあります。その中には、それぞれをどれだけ重要であるか、どれだけ緊急度が高いか、どれだけそれを乗り越えるのに困難が必要であるか、予算も含めて、いろんなファクター、ベクトルを考えなから、その中で優先度を考えて事を進めていかなければいけない。 そういうふうなことから、オンライン診療ということになりますと、必ず将来必要になってくるし、そのための下準備なり、私どもの勉強を進めていかないといけないということは十分承知しておりますけれども、優先度からいくと、例えば機械が壊れたとか、新しいものがどうしても要るということがありまして、しかも今ご存じのように、新公立病院改革プランというのがございます。その中で赤字解消をとにかく360度から私ども突きつけられておりますので、そのことを無視するわけにもいかないんです。オンライン診療はとても大切なんですけれども、優先度ということからいうと、例えば機械が壊れてあしたから使えなくなるということを、とりあえずリペアするほうがどうしても先になってしまいますので、実際、時々原則として新しい機械は買わないというふうに言っています。ただ、だからといって、機械がぼろでうちは診療の質が悪いかというと、そんなことは決してございませんで、ちゃんと質が保てるような状態で、古くても大事に使えといって言っておりますが、そのかわり壊れたらすぐ対応しなきゃいけないので、そういう意味で時々、急に補正予算で機械をということは出てきますが、そういう意味なのでご了解いただきたいと思いますが、そういうものがかなり出てきておりますので、優先順位として、一番上にはなかなか来にくいです。 それから、先ほどのAIを使ってということも、もちろん岡山市内でそういうふうなものを使って、有効であるというふうなことをおっしゃって、マスコミにも取り上げられているのも存じておりますし、個人的にもそういうようなことでお話を聞いたこともございますけれども、そういうところは初診患者がとても多いんです。私どものところというのは、初診患者はそんなにたくさんないです。これは、病院がいい、悪いという意味ではなくて、病院の果たす役目が地域で違うからという意味なので、非常に初診患者が多いところというのは、そういうものを使えばかなり労力も節約できるでしょうし、非常に有効で有用度が高いと思いますが、私どものところはそれに比べると、恐らく有用度はちょっと下がるんではないかなというふうに思います。ですから、全てを同じ、同時期に早くそれに追いつかないといけないということはないと思いますので、当然、頭の中にあって、それに向かっていきたいという思いはありますけれども、すぐにというふうには、今の私どもの病院では考えられないかなというふうに思っています。 ○議長(日下敏久議員) 角口議員。                〔2番 角口隼一議員 登壇〕 ◆2番(角口隼一議員) ありがとうございました。よくわかりましたので、いろいろ検討をしていきながらやっていただきたいなと思います。 最後に、市長、第2波が恐らく来るだろうというふうに、どなたも思っていらっしゃると思いますけれども、今後の備えについて、市長のお考えございましたら、ご答弁をいただければなと思います。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 現在の小康状態とも言える時間を私たちはどのように向き合っていくかということだと思います。 私たちは来るべき、来るであろう第2波に備えて、この時間にしっかりと先を見据えた対策をとっていかなければいけないと思っています。そうした意味で、人工呼吸器の追加の購入であったりとか、それからさまざまな物資、こうしたものの備蓄も病院のほうでは備えつつあるという状況であります。今後、医療技術、検査体制、検査技術の進歩に伴って、我々も今とは違った役割を担うことというのも見えてくると思いますので、そうしたところは、管理者も申し上げましたけれども、保健所と連携をしながら、また市内の医師会の皆さんともしっかりと連携をしながら、その中で果たすべき市民病院の役割というのがあるんではないかというように思いますので、そのあたりはこれからも、公立病院であるからこそ市民の皆さん方の暮らし、また健康を守ることができる、その強みを生かしながらやっていける病院を目指していただけるように、我々も一生懸命支援はしてまいりたいと考えています。 なお、なかなか病院の業績が、この状況の中で芳しくない可能性が十分に考えられます。これは、結果的には医療費が下がっているという好ましい部分はあるかもしれませんけれども、病院の経営の部分でいうと、決していいことばかりとは言えないということで、そのあたりはまた議会の皆さんにも病院に対してのご支援、財政的なご支援をお願いしなければいけないようになるかもしれませんので、そのあたりはぜひともご理解をいただきたいというように思います。 ○議長(日下敏久議員) 角口議員。                〔2番 角口隼一議員 登壇〕 ◆2番(角口隼一議員) 最後の答弁、病院を守っていただきたいなという思いもありましたので、そういった財政支援も一般財源のほうからやっていただきたいなと思っていましたので、聞かなくてもわかっていただける市長でよかったなと思います。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(日下敏久議員) 以上で角口隼一議員の質問を終わります。 一般質問の途中ですが、ここで10分間休憩します。                午前11時13分 休憩                午前11時20分 再開 ○議長(日下敏久議員) 再開します。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、発言順序4番、日下俊子議員の一般質問に際しまして資料配付を許可しておりますので、ご承知おきください。 それでは、日下俊子議員の一般質問を行います。 4番日下俊子議員。                〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) おはようございます。 議長の許可をいただきましたので、始めさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。 質問事項の1です。コロナ禍における介護予防について。 要旨の1、はつらつ教室、ふれあいサロンの現行数と現在再開が確認できている数はとしています。 瀬戸内市の介護予防は、本当にすばらしい、進んでいると感謝をしています。現状をお答えください。 要旨の2です。地域の介護予防の取り組みについて、一日も早くもとの状態に戻すための方策はとしています。 今回、3月、4月、5月と3カ月の間、活動を自粛していました。皆さんご存じのこととは思いますが、高齢者ほど毎日の単純な繰り返しがどんなに大切なことか、そしてたわいもない、何げない人とのつながりやコミュニケーションがどんなに大切なことか、そして一度とまってしまうともとに戻るのにその何倍もの時間が必要になるか、みんないつになったらまた集まれるかなと言いながら、もう行ってもええ言われても行く元気が出ん、もうええわなんて言葉まで聞こえるようになりました。市では、5月21日に適切な感染予防を行った上での再開を発表しました。感染予防に気をつけた上で、一日も早くもとの状態に戻れるような対策が急務と考えますが、考えをお聞かせください。 質問事項の2、コロナ禍における避難所の対策について。 要旨の1です。避難所運営マニュアルが4月に示されたが、市民への周知はとしています。 避難所運営マニュアルが5月18日に、ホームページにアップされました。111ページの本編と21ページに及ぶ資料編と40ページに及ぶ様式集から成っています。この避難所マニュアルを見たときに、コロナ対策がちっとも反映されてねえ、大変なことじゃと思うて拝見をさせていただいたんですが、6月4日に更新版がアップをされました。それにはきちんと感染症対策が反映をされていましたので、速やかな対応をありがとうございます。避難所マニュアル新旧対照表として、感染症対策としての追加された部分がわかりやすく載せてありましたので、皆様のお手元に配らせていただきました。この物すごい量のマニュアルをいかにして市民に周知をするのかをお聞かせください。 要旨の2です。避難所運営にも感染症予防対策が必須だが、その対策はとしています。 今議会の行政報告には、大雨、台風シーズンを迎え、感染症に対応した避難所の開設、市民の避難のあり方について見直しをする必要が生じてきていますとあります。どう見直しをされるのかをお聞かせください。 要旨の3です。届け出避難所の登録状況はとしています。 前々回の一般質問で届け出避難所について質問しましたが、昨年度末から届け出避難所の制度を始めて、現在の状況についてお答えください。 要旨の4です。感染症予防を考えると避難所の数が足りていないと考えるが、対策はとしています。 現在の感染症予防、ソーシャルディスタンスを考えると、市の避難所は全く足りていないのではないかと心配になってたまりません。こんなコロナ禍の状況のときに災害なんかあってはならないのですが、これからの大雨、台風の時期には、あるものとしての準備はしておかなければいけないと思います。対応をお答えください。 以上で1回目の質問を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(日下敏久議員) 青山福祉部長。                〔福祉部長 青山祐志君 登壇〕 ◎福祉部長(青山祐志君) それでは、私からは質問事項1、質問の要旨1と2についてご答弁させていただきます。 初めに、質問の要旨1についてです。 高齢者の介護予防に資するために実施している通いの場の事業として、はつらつ教室、ふれあいサロン活動があります。はつらつ教室は、市、地域包括支援センターが主に支援を行っております。ふれあいサロン事業につきましては、市、社会福祉協議会が支援をしております。はつらつ教室につきましては、教室開催のもの、教室終了後参加者による自主運営を合わせて101カ所で活動を行っております。ふれあいサロン活動につきましては、社会福祉協議会に確認したところ、子育て、高齢者合わせて65カ所とのことです。両事業とも、感染拡大に伴い、2月末から活動を自粛しています。 再開につきましては、6月から、希望される地域から順次再開をしています。はつらつ教室につきましては、6月1日の時点で18カ所の再開希望を聞いております。再開に当たっては、地域包括支援センター職員、市職員が出向き、感染予防対策や再開に当たって注意していただきたい点をご説明し、あわせて現地での指導を行いながら再開に向けて支援しています。密集、密閉、密接の3密を回避する必要があることから、中には場所の広さや参加人数によって再開を見合わせる教室もありますが、その場合も情報提供を行いながら、参加者皆さんが不安なく再開できるよう、さまざまな相談に対応する体制をとっています。ふれあいサロン活動につきましては、社会福祉協議会に確認したところ、現在3カ所で再開または準備が進んでいます。今後も感染症対策をとりながら、高齢者の皆さんの活動が促せられるよう、支援してまいります。 次に、質問の要旨2についてです。 はつらつ教室やふれあいサロン活動等につきましては、地域の通いの場として、歩いていける距離で顔の見える関係づくり、高齢者の心身の健康維持に大きく寄与しています。このたびの感染症拡大に伴い、2月末から活動の自粛をお願いしてまいりました。その際にも、早期の活動再開について多くの声をいただいているところです。再開時期が見通せない状況の中で、参加者への支援として、教室で使用している体操CDの貸し出しや自宅でできる運動メニュー、フレイル予防のチェックシートの配布をしています。また、地域で気になる方については、戸別訪問や電話連絡を行い、きめ細かい支援を実施しています。こうした中で、全国的な社会活動再開に合わせ、はつらつ教室、ふれあいサロンともに、順次再開を始めたところでございます。 一日も早く元の状態にとのご質問ですが、高齢者は重症化するリスクが高い傾向にあることから、地域の意向も踏まえ、慎重に再開していくべきと考えております。 以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 岡田総務部長。                〔総務部長 岡田 誠君 登壇〕 ◎総務部長(岡田誠君) それでは、私のほうから質問事項2、質問の要旨1から4について答弁させていただきます。 まず、質問の要旨1についてです。 近年の大規模な災害の教訓から、避難所の運営につきましては、良好な生活環境の確保と避難者みずからによる主体的な運営が求められています。4月にお示ししました避難所運営マニュアルは、大規模な災害が発生し、避難生活をしなければならないときに備え、どの時点で何をどのようにするのかをまとめたものです。市民への周知につきましては、市のホームページに掲載しております。 なお、5月29日付岡山県避難所マニュアルひな形の修正の通知に伴い、市は6月2日に、避難所における新型コロナウイルス感染への対応となるマニュアルに修正をしております。周知につきましては、同じく市のホームページに掲載しております。また、今後は出前講座や防災リーダーを中心とした研修を行い、内容の周知をし、市職員へも周知を図り、今後の台風シーズンへ備えていきたいと考えています。 次に、質問の要旨2について答弁します。 避難所運営での感染症予防対策については、瀬戸内市避難所運営マニュアルに基づき、感染症対策を講じる必要があると考えています。避難所において、避難者及び職員のマスクの着用、避難所入り口での受け付け時の健康チェックや検温、アルコール等による手指消毒を初め、トイレや食事前後の手洗い、消毒の徹底、また避難所内は可能な限り2方向の窓をあけて換気を行い、多くの人が触れる場所は1日に複数回消毒を実施するほか、1日当たり滞在スペースの確保やパーティションを活用するなど対策を実施し、感染リスクを下げる必要があると考えています。また、避難者に体調不良等がある場合には、できるだけ専用の部屋で健康管理を行うこととしています。こうした対策により、いざというとき、安心して避難していただけるよう準備を進めていますので、よろしくお願いいたします。 次に、質問の要旨3についてです。 届け出避難所の登録状況につきましては、6月1日現在、2組織3カ所の届け出があり、届け出避難所として登録されています。昨年度、自治会での出前講座や防災リーダーの研修で制度の案内をしており、自治会代表の方に登録の申請をお渡しし、現在検討している自治会が2件あります。コロナ禍の中で十分な啓発ができておりませんが、今後呼びかけをしていきたいと考えております。 最後に、質問の要旨4についてです。先ほどの布野議員での答弁と重複するかもしれませんが、ご了承願います。 台風等での事前に避難する場合の避難所として、早期開設避難所として4カ所の避難所の開設を考えています。その4カ所の早期開設避難所につきましては、最近の避難者の状況を踏まえた上で、新型コロナウイルスの感染症への対策をしながら、会議室など可能な限りの部屋を避難スペースとして活用し、収容人員を確保するよう考えています。また、自宅が危険で立ち退き避難が必要な場合でも、避難先は市が指定する避難場所でなく、安全な親戚や知人の家に避難することも考えていただくよう、お願いしていきたいと考えております。さらに、大きな災害が発生した場合、特別警報が発令されるなど大きな災害の発生が予想される場合には、災害の種別や規模を考慮し、学校施設等を開放することも想定していますので、ご理解のほどよろしくお願いします。 私からの答弁は以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 日下議員。                〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) それでは、2回目の質問をさせていただきます。 質問事項の1、コロナ禍における介護予防について。 要旨の2、地域の介護予防の取り組みについて、一日も早く元の状況に戻すための方策はについてです。 今、部長のほうからも言っていただいたんですが、はつらつ体操閉鎖の間は、地域包括支援センターからは自宅でいきいきチェックシートということで、毎日運動、清潔、お口の清潔、交流をチェックして記入できるチェックシートを配っていただいて取り組みができました。本当に感謝をしています。瀬戸内市の介護予防は、何度も言いますが、とても進んでいて本当にすばらしいと思っています。ただ、この失った3カ月をいかにして取り戻すかは、並大抵ではない気がします。ここは総力戦で、部を挙げ、地域包括支援センターを挙げ、福祉協議会を挙げて、市がしっかりリーダーシップを発揮して取り組んでいただきたいと思いますが、市長、決意のほどをお聞かせください。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 高齢者の皆さん方の新型コロナ感染症の2次被害というようなことを避けるべきという、恐らくはそのようなお気持ちも持ってのご質問だと思います。 コロナにはかからなかったけれども、運動不足であったりとかリハビリの不足によって、また別の疾病が悪化してしまうということのないように、私たちもそのあたりは大変憂慮しています。高齢者の皆さん方が、皆さんが集まらなくても何とか維持できるようにということで、担当部課を中心として一生懸命やってきましたけれども、ここからどのタイミングで再開するかということ、そして再開の場合に、感染症対策はしっかりとれているかどうかというところが再開の決め手になってくると思います。今、それぞれの施設での対策というのもそれなりにはできていると思うんですけれども、リスクの高い高齢者の皆さん方を責任を持ってお迎えできるようにするためには、もう一段検討を深めていく必要があるのではないかなとも思っています。そうした意味で、地域の皆さんとも協議しながら、なるべく早いうちに、そしてもう大丈夫ですよと言えるように、私たちも努力してまいりたいと思いますので、そのあたり、感染の状況は、今、瀬戸内市では幸いなことに発症者はおりません。岡山県内も発症者は出ていません。こういった状況をしっかりと捉えていけるように、なるべく早くの再開を目指して頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(日下敏久議員) 日下議員。                〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) ありがとうございます。 力強いお言葉をいただいて、先ほど青山部長のほうも、はつらつ教室に対しても地域包括の方がきちんと指導、チェックに来ていただいて、開始ができるというのも聞いています。ただ、本当に楽しみに待っている人たちにとって、それがいつなんかということになると、もう地域包括のほうも手がいっぱいで、なかなか行けれないんですということで、チェックに来ていただく日にちが延び延びになって、それが1週間先、2週間先になり、だんだん遅くなっているのも事実なんです。でも、その対策が必要なことはわかっているんですが、そこは、もう両方の気持ちはわかるんですが、市のほうでも何とか工夫をして、少しでも早くみんなが、再開ができたりするような、しっかりした対策を行った上で再開ができるようにお力添えをいただきたいと思っていますので、何でしたら地域包括の人じゃなくても、例えば町内会長であるとかがこういうチェックをして、これがチェックオーケーであればできますよみたいな、そういう解決策ももしかしたらあるのかなと思いつつ、地域包括の人じゃないと来てチェックができないということになると、いつになるかわからないような状況も発生していますので、そこはもう少し考えていただきたいと思うんですが、部長、いかがですか。 ○議長(日下敏久議員) 青山福祉部長。 ◎福祉部長(青山祐志君) ありがとうございます。 今は地域の実情、状況とか感染症対策というところを見ながらということで、ただ再開に当たってはいろいろ細かい、会場のことだとか対策とかというようなところも丁寧に説明して、実際、安全な状況でできるというようなことを最優先にして、いろいろ市としても努力して、実施に向けてできるような形で支援していきたいと思っております。 ○議長(日下敏久議員) 日下議員。                〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) なるべく安全な状況で一日も早く再開ができるように、ふれあいサロンについても、集まって話をするだけでも元気が出るという状況があるんです。そういうことを大事にしていただける市であってほしいと思いますので、そこのところはどうかよろしくお願いします。 それでは、質問事項の2です。 コロナ禍における避難所の対策についてです。 国の避難所での新型コロナ対策としては、可能な限り多くの避難所の開設、親戚や友人宅への避難の検討、避難所の衛生環境の確保、発熱者らの専用スペースが求められています。先ほど総務部長のほうからも説明があったんですが、避難所に多くの人が集まり過ぎないように、運用面での見直しが必要です。具体的には、1世帯ごとの間隔を2メートル確保するのが目安で、これまでの三、四倍のスペースが必要になると見積もられています。そんな中、公共施設を再編して避難所を減らしている瀬戸内市は、国の方針と逆行しているとしか考えられません。本当に市民を守る気があるのか、ちょっと心配になります。地域ごとに避難所のあり方をもう一度検討していただきたいと思います。そして、状況が変わってきているのだから、従来の決定にとらわれず見直しをする勇気を持っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 岡田総務部長。 ◎総務部長(岡田誠君) 議員おっしゃるとおり、国の方針では避難場所の増設等が言われておりますけれども、本市におきましては、まず平成30年7月豪雨のときの人数なんですけれども、こちらにつきましては牛窓の公民館が8世帯20人、中央公民館が12世帯27人、裳掛のコミュニティセンターが7世帯11人、ゆめトピア長船が33世帯72人で、60世帯130人が避難してこられております。今までで一番多かったのが、この年の避難者が一番多かったというふうに記憶しております。 まず、これをクリアできるかどうかという話になるんですけれども、牛窓公民館、それから中央公民館、4施設に職員が出向きまして、実際に実測して入れるかどうか、部屋の数が足りるかどうか確認しております。その中で、牛窓公民館につきましては、1ブース二人で計算しておりますけれども、最大54人27ブース、それから中央公民館につきましては104人52ブース、裳掛のコミュニティセンターでは34人17ブース、ゆめトピア長船では110人55ブースということで、302人151ブースの間隔がとれるということで、一応確認はとっております。ただ、これにつきましては、平成30年7月の豪雨を参考にしてという形になりますので、今後状況が変わってくれば、その都度変更していきたいと考えております。 ○議長(日下敏久議員) 日下議員。                〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 平成30年7月の基準で今お話をされました。私は、国府地区としては昭和51年の大水のときで考えていただきたい。夜中にもう1階がつかってしもうて、逃げるところがみんなのうて右往左往したあのときのことを想定して、避難所は考えていただきたいと思うんですが、総務部長もきっと経験された大雨ですよね。干田川が決壊したときの大雨ですけど、ぜひそのときを想定してみていただくわけにはいきませんか。 ○議長(日下敏久議員) 岡田総務部長。 ◎総務部長(岡田誠君) 51年災のときには高校生だったんですけども、平成2年のときに災害対策をしておりまして、3日間家に帰れないという状況がありました。そのときに、寸断されて大丈夫だったところが中学校ぐらいだったと思います。それからあと、今の市役所あたりについてはつからなかったということで思っております。そういう事態が生じましたら、速やかに学校関係であるとか、その辺は周知していって、避難場所として、次の段階で周知していきたいと考えております。 ○議長(日下敏久議員) 日下議員。                〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 国府地区の特に福里地区は、浸水をしてしまうと逃げるところがない、厳しい状態の地域なんです。そこを考えていただきたいと思っていまして、夏の災害シーズンの前に、地域ごとに、地域の避難を想定する人数とそれらの人が避難するであろう場所を想定すべきだと思うんです。そして、地域ごとの避難所の一人当たりのスペースがどれだけあるかを一度割り出していただきたいと思うんですが、総務部長、いかがですか。 ○議長(日下敏久議員) 岡田総務部長。 ◎総務部長(岡田誠君) 今言われました災害での実際に避難できる人数、その辺につきましては、早急に調査していきたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 日下議員。                〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 昭和20年のときの、例えば吉井川が決壊したとき、それを考えたら、行幸地区も国府地区も全部浸水したわけですよね。それを考えたときに、一体どれだけの人がゆめトピアに逃げられるのか、ゆめトピアに全員入れるのか、そこもきちっと想定をしていただきたいし、なかなか、例えば福里地区の人がゆめトピアまで逃げられるのかどうか、そこも考えていただきたいと思うんです。ぜひ、地域ごとにどこに避難ができて、そこにどれだけの人が入れるか、しっかり考えていただきたいと思うんですが、いかがですか。 ○議長(日下敏久議員) 岡田総務部長。 ◎総務部長(岡田誠君) 今言われた、吉井川が切れたらという分につきまして、L2想定以上になってくると思うんですけれども、そうなった場合、ゆめトピアの2階も若干つかってくるんではないかと考えております。 ただ、避難としましては、そういう事態が生じた場合は、長船であれば中学校と運動広場等になってきますので、その辺につきましては、L2想定での避難場所についてはということで、また検討していきたいと考えております。 ○議長(日下敏久議員) 日下議員。                〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) ただ、L2想定のときには、中学校と運動広場と言われても、もう絶対川が渡れないのでそこに逃げることはできません。なので、そこに逃げれなくても命を守れることを考えていただきたいと思いますので、ぜひ今回、感染症対策で避難所のあり方というのが問われてきている部分もあるので、一緒にその辺もしっかり考えていただきたいなと、今、住民、市民は感染症対策も心配ですけど…… ○議長(日下敏久議員) 残り3分です。 ◆4番(日下俊子議員) この夏に向けて防災というのも、災害ということにも大変おびえています。それで、ましてやコロナの感染症対策を言っているときに避難せにゃいけんようなことがあったら、どうすりゃええんじゃろうかというのもすごく心配をされているので、しっかりこの機に考えていただきたいと思いますが、よろしくお願いできますか。 ○議長(日下敏久議員) 岡田総務部長。 ◎総務部長(岡田誠君) 考えていかないといけない課題だと思います。 まず、L2想定の場合には、そうなった場合には逃げられないという話なんですけども、もうそうなる場合は事前に周知して、そうなる前にそこに避難していただくというのが最低条件だと思いますので、その辺も考慮しながら考えていきたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 日下議員。                〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 事前に逃げてくださいとは言われるんですが、多分経験されていると思いますが、水というのは物すごい早う来るんです。それで、例えば夜中じゃったら、気がついたらもう1階はつかっとんです。そこもしっかり考えていただきたいと思いますが、市長、最後によろしくお願いします。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 長船町公民館のあり方ということであろうと思いますけれども……                (4番日下俊子議員「ありがとうございます」と呼ぶ) こちらについては、施設の老朽化ということと、そして耐震を満たすことができないということで、今の恐らくご質問のご趣旨からすると、長船町公民館の建てかえという、そのような話にしかどうしてもなっていかないのかなというように思います。それについては、避難所のあり方と、そして…… ○議長(日下敏久議員) 残り1分です。 ◎市長(武久顕也君) 公民館、公共施設をどのように維持管理していくかということは、両方大切ではあるんですけれども、そういったところはどうしても難しい部分はあろうかと思います。したがって、命を守るということは、とても大切だと私たちも思っておりますので、そうしたところは、地域の皆さん方としっかり逃げていただける場所をどうしていくかということを本当に知恵を絞っていく必要が、まさにここに来ているんではないかというように思いますので、そのあたり、議員にもぜひともお力添えいただきたいというように思います。ありがとうございます。 ○議長(日下敏久議員) 日下議員。                〔4番 日下俊子議員 登壇〕 ◆4番(日下俊子議員) 以上で終わります。ありがとうございます。 ○議長(日下敏久議員) 以上で日下俊子議員の質問を終わります。 一般質問の途中ですが、ここで昼食休憩といたします。 再開は13時からとします。                午前11時51分 休憩                午後1時0分 再開 ○議長(日下敏久議員) 再開します。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、発言順序5番、小野田光議員の一般質問を行います。 12番小野田光議員。                〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) 皆さんこんにちは。 それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 今回は皆さんとほぼ同じということで、新型コロナウイルス感染症に関する取り組みについてであります。 もう、これは国難といってもいいものであろうと思っております。国内においては、多少終息感というふうなことが言われてはおりますけども、昨日でしたか、WHOのほうが、ただいま世界的にはまだまだこれから感染期にあると。ぜひ、これを油断のすることのないように、これからも拡大基調にあるというふうなことで、各国において対策に当たってほしいというふうなことがロイター報道でありました。日本においても第2波、第3波がいつ起こるともわからないというふうな中で、当市においてどのような対策がされておるのかというふうなことをお尋ねをしたいと思います。 質問の要旨1としましては、感染拡大防止と社会経済活動の両立を図るため、国から新しい生活様式が示されたが、市独自のガイドラインを作成してはであります。 いろんな県、自治体が国の示されました、緊急事態宣言は全国的に解除をされたわけでありますけども、しかしこれからもこうしたことは続いていくという観点から、新しい生活方式というふうなことを発令をいたしております。そして、さまざまな県、自治体において、そうした中でわかりやすいといいますか、市民、県民に伝えやすいというふうなことをいろいろと検討されているようであります。当市においては、そうしたことをわかりやすく、これから夏となってまいりますけども、3密の条件もあります。皆さん、今、こうしてマスクもしておりますけども、きょうエアコンも入っていない状態で、息苦しくしゃべりにくいという状況にあります。そうしたことは当然、外で作業をされたり、工場において働いていかれる方においても、そうしたことがあるのかなと思っておりますけども、そうしたことも含めて市独自のガイドラインはどのようにしていくのかと。 昨日でしたか、市の観光協会のほうは、市の飲食店、そして観光施設、宿泊施設において、利用される方々について施設側のほうの安心・安全、そして利用者のほうの安心・安全というふうなことを、そうしたことを観光協会独自に、認証制度というふうなことで定められたというふうなことが発表されておりましたけども、市としてそうしたことをどのようにしていくのかということでお尋ねをしたいと思います。 そして、要旨2であります。全ての公共施設において感染拡大防止策を講じているのか。 午前中、刀剣博物館において、そうした感染拡大防止策として700万円というふうなことが盛り込まれて、内容的にもセキュリティーであったりとか、来場者の体温測定で安心・安全を図り、そうした中でぜひ、そんな中で皆さんに見てほしいというふうなことも当然あるんでありましょう。しかし、そうしたことは一つの施設のみならず、本庁であったりとか支所、出張所、公民館、美術館等々、多くの施設がありますけども、そうしたことも同じように、こうした対策を当然講じておるのかというふうなことをお伺いをしたいと思います。 そして、要旨の3、コロナ禍において事業継続が難しくなっている事業者、事業主に対する市独自の支援策はであります。 先日、可決した一般会計補正予算(第3号)は、国の制度による持続化給付金を受給した事業者さんが対象ということでありますけども、こうした国の制度の対象に成らなかったと、成り得なかった事業者支援について、市独自でどのようにしていこうと思っておられるのかというふうなことをお伺いをしたいと思います。 そして、質問の要旨四つ目であります。 学校におけるオンライン学習環境や市内全域のオンライン環境の整備を急ぐべきではということであります。 今回、このコロナ禍において、学校も全国的にでありますけども、休校を余儀なくされました。そして、今、こうしたことは世界的に起こっておる中で、日本の立ち位置といいますか、少し先進国よりおくれておるのかなと思っておったわけですけれども、多分、私以外多くの人が、いやいや、オンラインシステムの先進地においては、少しではなく、これは周回おくれではなかろうかと思っている人が大半ではないのかなと思っております。 そうした中で今般、国のGIGAスクール構想において、生徒、小・中学生一人1台の端末整備と周辺整備等の予算がつけられております。そしてまた、今まで光ファイバーがなかった地域においても、師楽であったりとか、本庄地区であったりとか、裳掛地区、布浜地区ですか。そうしたところが今回予算措置をされておるわけでありますけども、そうしたこともいろんなデスクワーク、オンラインにおいて、テレワーク、そして午前中質疑もありましたけどもオンライン診療、市民病院はちょっと難しいというふうなこともありましたけども、かかりつけ医さんであればもしかしたら可能というふうなこともあるのかもわかりません。そして、子どもたち、地域にとってこれからはなくてはならないことだと思いますけども、そうしたことをぜひ急ぐべきではないのかと。そして、またこれを、いつをめどにしていくのかというふうなことを、お尋ねをしたいと思います。 以上、1回目とさせていただきます。 ○議長(日下敏久議員) 難波こども・健康部長。                〔こども・健康部長 難波彰生君 登壇〕 ◎こども・健康部長(難波彰生君) それでは、私のほうから質問事項1、要旨1についてご答弁させていただきます。 新しい生活様式は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を目的として、国が科学的な知見に基づいて作成したものであり、議員ご提案の本市独自のガイドラインを策定するとした場合におきましても、感染症予防という観点から内容は共通したものになります。 本市の役割としましては、示されたものの中で特に必要なものをより強調するなどして、市民の皆様にわかりやすくお伝えすることが重要であると考えています。また、昨日、観光協会さんがガイドラインをつくられていたように、既に、業種ごとに関係団体の策定したガイドラインも示されておりますので、こうしたガイドラインを参考にしていただき、感染拡大防止にご協力をお願いしたいと考えています。 なお、本市の業界団体等で新たにガイドラインを作成される場合や特殊なガイドラインが作成されるような場合につきましては、できる限りの協力をしていきたいと考えています。 新型コロナウイルスの感染症対策は、長丁場になることが見込まれますので、市民の皆様に、日常の暮らしの中に基本的な感染症対策を定着できるよう、引き続き、知恵を絞りながら必要な情報発信を行ってまいりますので、ご理解とご協力をいただけますようお願いいたします。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 田野副市長。                〔副市長 田野 宏君 登壇〕 ◎副市長(田野宏君) 私からは質問事項1、要旨2について答弁させていただきます。 結論からいいますと、全ての施設でその施設に見合った予防対策を講じています。予防の観点から、全施設を一時閉鎖してはおりましたが、再開後は、具体的には市が管理する施設については職員のマスク装着、窓口へのアクリルパネル、パーティションの設置、外来用手指消毒液の配置、多人数が接触する部分の定期的な消毒の実施などの対策をしております。また、管理委託している施設についても、基本的にはこれに準じた対策をとってもらっています。 特徴的な施設について見てみますと、まず道の駅については運営時間の短縮も行っています。それから、公民館、ゆめトピア、スポーツ公園等の貸出施設では、国等が作成したガイドラインを参考に、利用者にも3密回避を初めとした感染予防対策をお願いしております。図書館では、閲覧席の間隔確保なども実施しております。 なお、刀剣博物館につきましては、企画展等で一度に多数の来館者があることが予想されますが、そうなると施設の構造上、3密状態を避けられなくなり、感染のおそれが大いに高まるため、前述の感染防止対策だけでは不十分かと考え、公益財団法人日本博物館協会が作成した博物館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインを参考に、時間別予約システムと体温検知システムを導入することによりまして、来館者が集中して3密状態となることを防ぐことで、来館者や職員への感染防止、安全の確保に努めたいと考えております。 以上です。 ○議長(日下敏久議員) 難波産業建設部長。                〔産業建設部長 難波利光君 登壇〕 ◎産業建設部長(難波利光君) それでは、私のほうからは質問の要旨3につきましてご答弁申し上げます。 現在、商工会と連携しまして相談の窓口を開設しておりますが、この相談窓口には事業継続に関するさまざまなご質問を頂戴しているところでございまして、借り入れへの抵抗感を抱く事業者の方からは、市の補助金はないのかといったご意見も頂戴しているところでございますが、事業継続に必要な運転資金の確保などについては、まずは国が示す有利な融資制度を利用していただくよう、商工会と連携しながら各種支援制度への申請サポートを継続させていただきたいと考えております。その上で、市独自の新たな支援策について、先ほど10番議員さんにご答弁申し上げたところではございますが、国、県の動向、他市の事例などを検証しながら進めたいと思っております。 現在の状況でございます。 支援策について、この持続化支援給付金とは別に幾つかの案も現在検討している最中でございます。これまでその内容について、具体的な話はちょっと割愛させていただきますが、まずは事業者間での不公平を招かないよう、本市の実情に合った制度の構築を図りたいと思っておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 薮井教育次長。                〔教育次長 薮井慎吾君 登壇〕 ◎教育次長(薮井慎吾君) それでは、私のほうから質問事項1の質問の要旨4の答弁をさせていただきます。 学校におけるオンライン学習を実現するためには、児童・生徒にICTを適切、安全に使うことができる力を育成することが求められます。本市では、文部科学省が推進するGIGAスクール構想を踏まえて、今年度中に児童・生徒が学校で使用するコンピューターを一人に1台ずつ整備する計画を立て、6月補正予算で端末購入費と設定費用を合わせて約2億3,000万円を計上をさせていただいております。また、既に同構想の一つでもある校内での高速大容量の通信網の整備につきましては、設計業務に着手し、今年度中に整備工事を完了することとしております。 さらに、災害や感染症の発生等による学校の休業等の緊急時においても、ICTの活用により全ての子どもたちの学びを保障できる環境を実現するため、家庭におけるオンライン学習において、インターネット通信環境が整っていない家庭に対する貸与を目的としまして、モバイルルーター等を整備する予定としております。今後、モバイルルーター等を必要としている家庭に貸与するため、早急に各家庭でのインターネット通信環境を把握し、国への補助金申請や補正予算での対応など、今後、予算の確保に努めてまいります。これらを実現することで、個別、最適化の学習を支援するとともに、児童・生徒にICTを適切かつ安全に使うことができる力の育成を目指してまいります。 私からの答弁は以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 尾副財務部長。                〔財務部長 尾副幸文君 登壇〕 ◎財務部長(尾副幸文君) 質問事項1、質問の要旨4についてご答弁させていただきます。 市では、これまで光ファイバー未整備地区の解消に向けて協議を進めてまいりましたが、このたびの新型コロナウイルス感染症の対応の中で、光ファイバー整備の重要性を再認識したところであります。オンライン環境の基礎となる光ファイバーの整備として、今回補正予算で、前島地区を除く全ての地区の未整備地区に光ファイバーの整備を進める補正予算を計上しております。予算の議決後、速やかに事業者を決定しまして、早急な着手に移りたいと考えております。 今回の整備に入っていない前島地区についてですが、海底調査、それから海底ケーブルの敷設が必要となります。複数年の事業期間が見込まれております。今後、事業費の精査、関係機関との協議等の調整を行い、早急な事業実施を行いたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 小野田議員。                〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) 4番から再質をさせていただきたいと思います。 教育委員会においても、財政においても、環境整備を進めていきたいというふうな話でありましたけども、たとえ環境整備ができたとしても、その環境をどのように活用するのか、ICTを活用する諸施策を体系的、計画的に取り組むために、情報化計画等を作成すべきではないかと思うわけでありますけども、そうした計画はないんでしょうか、どうでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 尾副財務部長。 ◎財務部長(尾副幸文君) 今のところ、最優先の課題としてインフラ整備を考えております。施設整備後、市民一人一人の活用いただく事業展開が必要になると考えております。今年度、総合計画を策定する中で、将来の地域情報のあり方等々の検討をした上で、地域情報化の計画に向けて取り組んでいきたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 小野田議員。                〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) ぜひ、計画の策定は早目にしたほうがよいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 それでは、その上、3番にいかせてもらいたいと思いますけども、前回、5月8日に臨時会まで開いて、ぜひこうしたことをしたいというふうなことで、皆さん、商工会を初め、いろんな声をこれからも聞くというふうなことがありました。今回は国の分の上乗せと、宿泊施設関係の方々に、市として独自にというふうなことがありましたけども、今現在、国の制度の対象とならないですけども、例えばジムであったりとか、カラオケであったりとかイベント業であったり、個人としてインストラクターの方、そして今回、宿泊業も大変な、ただいま利用者数も少なかったりする中で、当然、納入者であったりとか、農業者、漁業者の方々も、そうした意味では売上減となっておったり、それ相応のコロナ禍における被害をこうむっておるというふうに思われます。 部長、午前の答弁でも公平感というふうな言葉を言われましたけども、市において1次産業は基幹産業であり、多くの方々から、今言った例えば農業者であったり、単価がタマネギだったら平素の1割しかなかったと。売るにも売れないであったりとか、廃棄をしたとか、そうした声も多く寄せられておりますけれども、そうした方々に対する支援というふうなことを早急に講ずるべきであろうと思いますけども、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) 繰り返しの答弁になるところと、今考えているところを若干ご説明申し上げますと、まず国が示す今後の事業、支援策について、これをまず吟味をして、その中で市独自の支援策が上乗せというような形でやっていけばいいのか、横出し的な形でやっていけばいいのかというところの判断をしたいと思っております。 その中で、今の持続化給付金の対象にならなかった事業者の方々も当然いらっしゃいます。国のほうでも、今、50%、この率の見直しにも着手しているというような情報も入ってきておりますので、そういったところもあわせて我々のほうで情報をつかみながら、市独自の支援策を構築していきたいというふうに思っております。 ○議長(日下敏久議員) 小野田議員。                〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) 国、国と言われますけども、市民であり、当然納税者でもありますので、この機、財調も取り崩してこの事業をやろうというふうなこともある中で、早急にすべきであろうと思います。国の方向性を見きわめる、当然そうしたこともあるんでしょうけども、きょう、あす、あさって、今月が待てないという方がいっぱいいらっしゃいます。そうしたことをしっかり手当てをするべきであろうと思います。どうですか、副市長。 ○議長(日下敏久議員) 田野副市長。 ◎副市長(田野宏君) おっしゃるように、その日の収入がかなり削減、減額になって、困られている方がたくさんおってだと思います。そういう方々に対して、持続化給付金、それから上乗せ給付金というのを市のほうでは用意させていただいておりますが、まださらにどういうものが必要なのか、それについてはまた早目に検討させていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(日下敏久議員) 小野田議員。                〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) 午前中も、遅いんじゃないかというふうな言葉もありましたけども、税金、交付金でありますので、慎重の上にも慎重というふうなことは議員みんなわかっております。しかし、そうした中でも早急な対応を求めておる、求められておるというふうなことを、市長、しっかりとリーダーシップを発揮していただきたいと思います。 それでは、2番にいきますけども、午前中、先ほども少し言わせていただきましたけども、博物館、これはもうそれで、市を挙げて山鳥毛をここで里帰りをさせ、そうしたことのためのこれから予算づけ、多くの方が来られる。県外からの多くの方も来ることが想定もされておるというふうなことで、それはそれである意味、当然かなとも思っております。 しかし一方で、例えば道の駅であります。ここにしてみても、市の東部の玄関口であります。こうしたところに、今回、多くの集客もあり、県外、関西圏、関東圏からも、この連休中、見に行きましたけども、結構な車もとまっておりました。そうした中で、そうした対応はしてきておられたのかと。これはどうです、副市長。 ○議長(日下敏久議員) 田野副市長。 ◎副市長(田野宏君) 私もこの間見に行ってみましたら、3割ぐらいは京阪神かなというような感じで見ております。一時、道の駅につきましても閉鎖ということをさせていただきましたが、全体が解除される中で、道の駅についても開放させていただいております。 ただ、営業時間等につきましては、地元の方の生活用品の購入施設だというような位置づけもありますので、開いているというところもあるんですが、時間的には抑えさせていただいたりして、できるだけそういう感染のおそれがないような形にしたいと思っております。 以上です。 ○議長(日下敏久議員) 小野田議員。                〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) 比べるべきものでは当然ないんでしょう。しかし、片や700万円、220万円でカメラにおける体温測定であったり、セキュリティーであったりとか、もろもろをかけておられます。道の駅においては、何回か行かせていただきましたけども、アクリル板とか当然されています。そして、ソーシャルディスタンスもとられておりますけども、これは市としてしっかりそういうふうな予算査定、措置があったのかと、指導のもとされとんですかと聞いたら、いやいや、そんなものはないんですよと。当方の自前で…… ○議長(日下敏久議員) 残り3分です。 ◆12番(小野田光議員) させていただいておりますというふうなことで、全て手づくりですよね。片や手づくり。それは、手づくり感があっていいのかもわからんですけども、片やそうしたところには、部長言われた、どこに公平感があるんならというふうなことであります。多くの県外の方が来られております。それはそれで感染対策、そして経済を回していかないといけないというふうなことは当然ありますけども、じゃそのあたりを公平公正に、じゃどのあたりが公平公正になっておるのかと。片や700万円の予算措置をし、片やゼロ。おまけに、市の方針で、たしか5月2日から6日、これは休み、休園にしましたよね。その間、当然収入も入ってこない。前年に比べて4月が約50%の売り上げダウンと。そして、5月は前年比、大体7割ぐらい下がっているんではないかというふうなことがあります。 そうした中で当然、これは補填するんかどうかわかりません。多くの方、副市長言われたように、地元、そして市内から農業者の方々も納入されております。じゃ、そうしたことを市として、閉めたんであればしっかり補填をするのかと、そうしたことにも触れないと。当然、道の駅、指定管理として、市としても補助金を打っておりますけども、それで足らないというふうな面は、じゃ、これからどうしていくのかというふうなことも、しっかりこの機に予算措置、そして協議もしていただいて、同じように公平公正にしていただくのがもっともであろうと思いますけど、市長、どうですか。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 残り1分です。 ◎市長(武久顕也君) 議員ご指摘のように、指定管理をお願いしている施設というのは、道の駅もございますし、寒風陶芸会館、また緑の村公社、そういったところがありますので、そうしたところが資金ショートで破綻することのないように、我々も最大限の配慮をしなければいけないと考えておりますので、そのあたり公平公正に、どのように積算をしていくかというところは、ぜひ議会の皆さん方にもご協力をいただきながら、我々も最大限の支援をしてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
    ○議長(日下敏久議員) 小野田議員。                〔12番 小野田 光議員 登壇〕 ◆12番(小野田光議員) あと、これから夏に向けて一番の稼ぎ頭であるプール、このあたりもどうするのかと。海水浴は閉めるであったりとか、そういうふうな結論を出しておるそうであります。B&Gをどうするのか、黒井山のプールをどうするのか、準備もあります。もろもろお金も要ります。しかし、経済としてお金も入ってこなくてはならないと。市長、本当待ったなしですよ。早目の決断をしていただきたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 以上で小野田光議員の質問は終わります。 一般質問の途中ですが、ここで10分間休憩いたします。                午後1時30分 休憩                午後1時40分 再開 ○議長(日下敏久議員) 再開します。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、発言順序6番、高間直美議員の一般質問を行います。 3番高間直美議員。                〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) 皆様こんにちは。 3密に対処した議会ということで、30分しか時間がありませんので、早速、議長の許可をいただきましたので質問に入らさせていただきます。 質問事項1、3密を防ぐ避難所について。 要旨1、避難所に段ボールベッド、パーティション、テントなど備品を配備しては。 新型コロナウイルスの終息がないままの避難所には、さまざまな感染リスクが心配されます。その中でも、床についたウイルスは24時間以上漂い続けているとも言われております。そこで、勧められているのは段ボールベッドです。コロナ感染予防を考えてのパーティションつきのも出始めております。当市には大きな段ボール会社もありますし、市民が避難したときにすぐに使えるようにする準備をする必要があると思います。それから、テントなども有効ですが、必要な備品を配備してはどうでしょうか。 要旨2、模擬避難所運営を行い、指定避難所の収容人数の把握を行っては。また、収容不足を補うために、学校の教室利用や民間施設の活用、届け出避難所をふやす取り組みなども検討すべきでは。 5番、4番議員さんが質問された中に、届け出避難所もふやしていくとかというお話もありましたし、学校施設等も開いていくということもありました。それ以外といいますか、新たなことがあればお教えいただきたいなと思います。 今でも段階に応じて各避難所を開設していく方向で示されています。コロナ感染予防防止が早急に必要である場合、今でも予定されている避難所の開設のタイミングではとても遅いということが考えられます。そこで必要なのが、模擬避難所運営を行うことだと考えます。各避難所の収容人数の把握を行うことができるのが模擬避難所訓練になります。早急に予定をしていくことが市民を守ることになると考えます。どのように取り組むのか、お教えください。いつごろ、どのような形のメンバーを用意して行うのか、お考えがあればお教えください。 要旨3、在宅避難、親戚避難、車中避難など各自で考える避難の推進にマイ・タイムラインを活用してはどうか。 防災ハザードマップが改定されて各家庭に送られておりますけれど、このマイ・タイムライン、紹介していただいております。本当にありがとうございます。このマイ・タイムラインをつくるに当たって必要なのが、自分がどういう計画を立てていくかという、備えということを指導することが大事なんです。例えば、今までこれになかったですけど、車中避難であれば、エコノミー症候群に対処するとか、あとそこの、大体お手洗いを我慢して病気になる方もいらっしゃいますので、車中避難に向いていない方もいらっしゃるし、トイレを備えた車中避難というあり方も、特集もテレビ等でもされておりました。我が市がこういうことを考えて、開放する避難所、駐車場避難に関して追加する必要もあると考えております。その際の注意点も市民に周知するなど、防災リーダーを中心にマイ・タイムラインの学習会、講座を考えて、こういうときですけれど、3密を考えながらともに考えていかなきゃいけないなと思っております。そういうお考えがあるかをお教えください。 そして、要旨4です。 きょう使わさせていただいているマスクは、障がい者の団体の方々が一生懸命つくったマスクをさせていただいております。そういう思いを込めて質問いたしますけれど、障がい者の方だけではありませんけど、高齢者の方、持病をお持ちの方、妊婦さん、要配慮者の避難支援はどのように行うのか、各避難所で受け入れる場合、弱者の方には、例えば早目の避難に、よその市ではあるんですけどホテルや旅館、またうちのところでは学校かなと思うんですけど、そこの一室とか保健室などある程度決めておいて、早目の避難を促してはどうでしょうか。コロナ対応となりますと、高齢者の方、また妊婦さんなどがなかなか避難しにくい状況にはあります。そういう方々のために、例えば宇和島市ではホテルを活用しますということで、一人3,500円の補助をされて負担を市がしたりとか、ホテルじゃなくてもいいと思います。当市でも、いろんな形の避難のあり方があると思います。先ほど部長が言われました、避難は難を逃れるため。だから、マイ・タイムラインです。自分で自分の身を守る。難を逃れるんですけれど、一番大変な人が私は避難をしていただきたいと思っていますので、その方々には、市は手を差し伸べて場所を提供しなきゃいけない。自分で守れる方は、前倒しで自分の時系列をつくって、親戚避難、友達避難、安全なところに避難するというのをしながら、本当の、人の頼る先がないとか困っている方には、ここがありますよという安心避難場所というのが必要だと思っていますので、そのお考えをお教えください。 質問事項2、新型コロナウイルス感染症に係る学校の支援について。 要旨1、小・中学校における学習支援スタッフの増員や施設等の消毒を行うスタッフの配置を検討しては。 各小・中学校の先生方は、休校に伴い、また再開に伴い、生徒の対応で本当に大変です。毎日、下校で送り出して、暑い中、先生たち送り出していただいています。その後、消毒作業を一生懸命、暑い中、してくださっておりました。大きな学校では、先生方も人数が多いので大体2、30分、毎日してくださっています、毎日毎日。小さな学校では本当に大変みたいです。そのお手伝いのスタッフが必要だと考えました。また、大きな学校でも、コロナ感染症の心配から約数十人の子どもたちが学校へ行けず、先生方は学業の保障について、みんなが休校の場合はあれだったんですけれど、登校できる人とできない人の差に悩んでおられます。そういったサポートも必要だと考えます。教育長、この数年の対応だと私は思うんですけど、ここが本当に子どもたちにとっては大事なことだと思っております。市としても、何らかの対応をしないといけない、そのように考えています。どういう対応を考えておられるのでしょうか、お教えください。 これで1回目の質問を終わります。明快な答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 岡田総務部長。                〔総務部長 岡田 誠君 登壇〕 ◎総務部長(岡田誠君) それでは、私のほうから質問事項1、質問の要旨1から3について答弁させていただきます。 まず、質問事項1、質問の要旨1についてです。 避難所の開設につきましては、衛生環境の確保、十分な換気の実施及びスペースの確保等、感染症対策に万全を期すことが重要であると考えます。特に、飛沫感染防止やプライバシーの確保などから、段ボール間仕切り、段ボールベッド及びテントは必要なものと考えています。現在の状況からは、備蓄している数では十分ではないと考えていますので、今後、感染症対策に必要な段ボール間仕切り、消毒液、パーティション、マット、体温計、防護服などの備蓄について充実を図りたいと考えています。今議会で避難所設営用品などの消耗品や備品を購入するための補正予算を計上していますので、よろしくお願いいたします。 次に、質問の要旨2についてです。 避難所におきまして、感染症対策をしながらの開設となりますと、必要な人員配置、消毒液等の備品設置及び避難所内のレイアウト等を適切に実施することが求められます。現在、避難所における新型コロナウイルス感染症への対応について、避難所運営マニュアルに基づき、早期開設避難所4カ所において、避難所職員──市民班などですが──と連携し、避難所の模擬開設を早急にするように予定しています。また、議員ご指摘のとおり、災害の状況や早期開設避難所の収容状況に応じては、学校の教室や体育館の開設も必要であると考えています。 届け出避難所をふやす取り組みにつきましては、市ホームページの掲載、防災リーダーを対象とした研修や出前講座で紹介をしています。今後は、認定を受けている自主防災組織へ届け出を検討していただく案内を行うことや出前講座では地域の集会所で行うことが多いことから、施設を講座受講者と一緒に確認し、届け出避難所の登録を進め、制度の普及に取り組みたいと考えています。 次に、質問の要旨3についてです。 マイ・タイムラインにつきましては、令和2年3月に作成し、全戸配布しました防災ハザードマップに、紹介と実際に市民に記入してもらうための様式を掲載しています。マイ・タイムラインを作成する際の最初のステップは、自宅周辺のリスクを確認をし、各種災害リスクがあるかをハザードマップで確認してもらうことです。確認により自宅周辺のリスクがない場合は、避難所等へ移動せず、在宅避難、状況によっては親戚避難や車中避難を行うことが難を避ける避難となります。今後は、出前講座等を通じて自宅周辺の災害リスクの確認を行い、タイムライン作成のヒントとなるような講座にしていきたいと考えています。また、ことし4月には内閣府より避難行動判定フローの考え方が示されており、市ホームページでも紹介しています。この避難行動判定フローとマイ・タイムラインをセットにして周知を行い、安全で適切な避難行動がとれるよう、啓発に努めていきたいと考えています。 私からの答弁は以上です。 ○議長(日下敏久議員) 青山福祉部長。                〔福祉部長 青山祐志君 登壇〕 ◎福祉部長(青山祐志君) それでは、私からは質問事項1、質問の要旨4について答弁させていただきます。 要配慮者、特に高齢者、障がい者の避難所としましては、台風災害時と同様に福祉避難所を開設することとなります。現在、高齢者については9カ所、障がい者については3カ所の事業所と契約を行っております。4月30日に避難所の開設、運営について、危機管理課を中心に内部で協議を行いましたが、福祉避難所の開設につきましては、契約事業所からはおおむね受け入れが可能との連絡があり、情報共有を行っているところでございます。今後の感染等の状況、事業所の受け入れ状況など、避難所開設時に再度調整を行うこととなりますが、適切に対応していきたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 薮井教育次長。                〔教育次長 薮井慎吾君 登壇〕 ◎教育次長(薮井慎吾君) それでは、私のほうから質問事項2、質問の要旨1の答弁をさせていただきます。 学校が再開し、教職員は児童・生徒の心のケアを図り、安心して学習ができる環境を取り戻す取り組みを行っております。それに伴いまして、これまでになかった業務も生じておるというところでございます。このような状況におきまして、市内の小・中学校では、すぐれた取り組みを共有することで対応をしております。授業づくりでは、限られた時数で児童・生徒に必要な資質、能力を育成するために、主幹教諭、指導教諭らによる授業支援検討会において学習指導の方法を丁寧に検討し、さらに中学校では近隣市町の中学校の教諭も交えて研究し、児童・生徒の実態に即して実践しているところでございます。これによりまして、児童・生徒の学びを保障するとともに、教員の授業づくりを効率化して負担の軽減も図っております。また、今年度も放課後学習サポート事業を実施することとしており、地域の方々を中心に学習支援員としてご協力をいただいておりますが、これまで以上に積極的に募集をしていきたいと考えています。 施設等の消毒作業につきましては、授業で特別教室等を利用した直後や児童・生徒が下校した後に、教職員が分担して行っています。新たな分担作業ではありますが、その分、ほかの業務を少しでも軽減するために、市内全小・中学校に配置している業務アシスタントを有効に活用できるよう、各校で工夫をしているところでございます。国の第2次補正予算案におきまして、文部科学省から学びの保障のための人的・物的体制整備について発表されました。今後、教職員の負担軽減につなげるよう、県教育委員会と連携して学校の様子を聞き取り、積極的に進めてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 高間議員。                〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) それでは、2回目の質問です。 質問事項2から。 国の補正予算のことを言われました。そこには、今も業務アシストということで、スクール・サポート・スタッフ、大きな学校には使っているのかな。全校、うちは配置されているんですかね。その中でも、現時点で大変という声を現場では聞いていらっしゃると思いますよ、実際は。補正で、加配という形で出ております。きっと県からまたおりてくるでしょうけど、いち早くいただくことも大事だとは思うんですけど、今現時点で現場がいろんな混乱をしていることでしょう。保護者の方も心配をされております。その中で、ボランティアでまた放課後スタッフ、放課後ボランティアを募集するって、読み聞かせでさえ、朝の、やめてくださいということでなっているのに、そういうときだけどうぞというのもおもしろい話で、みんな高齢者です、参加してくださる方も。その人たちのことを考えても、どうなのかなと思います。国から予算が出るのを待つのもそうです。県から出るのを待つのもそうです。ですけど、今時点、現場が困っているといったときに、どうでしょうか。考える余地というのは、私は必要じゃないかなと思いますので、そこら辺は教育長、どう考えています。 ○議長(日下敏久議員) 東南教育長。 ◎教育長(東南信行君) ありがとうございます。このコロナ禍において、学校の先生方が粉骨砕身頑張ってくださっているということについては、私も現場の声を聞きながら、重々承知をいたしております。 おっしゃっておられるように、先生方の負担がふえているということについては、何とかしてそのあたりのところをサポートできるような体制はつくっていかなければならないというふうに思っております。ただ、先ほどもおっしゃっていただいたように、地域の例えば学校支援のボランティアをしてくださっている方々、高齢の方々が学校に来られるということに関して、それがいいかどうかというふうなことの判断ももちろんしていかなければなりませんし、身近におられる、例えば教職を目指している大学生でアルバイト等が非常に厳しい状況もあるというふうな中において、こういう人材の活用も視野に入れて取り組んでいくべきだというふうな方向性も示していただいております。学区の中にそういう人材がどのぐらいいるのかというふうなことの調査も含めて、学校のニーズに合ったサポートができるように考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(日下敏久議員) 高間議員。                〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) 国のほうでも、大学生のボランティア等もありましたし、地域のボランティア等もありました。そこを上手に使いながら、とにかく先生方は子どもたちに向き合っていただきたいということが第一にありますし、学業の保障についてもきめ細やかに、保護者においても寄り添えるような、そういう時間帯をつくってあげることが私は大事だなと思いますので、アンテナをいっぱい出して、早急に、早いほうがいいです、こういうことは。よろしくお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 それでは、質問事項1です。 避難所、部長、テントは言ったかな。段ボールベッド等、数が今の状況では足らないのでふやしていく、考えるとおっしゃってくださいました。かなり数要ると思いますけど、傷むもんじゃないので、どこも、全国的に必要となって注文が殺到するかもしれませんし、いろんな方向で早目に、地元ですので、手を挙げていただいて、そういう今、協会があるのかな、こちらに入るように手だてしていただきたいなと思っております。 あと、テントなども、いろんな、大勢のところがだめだといったときにはすごいいいって言われておりますし、その数も十分予定しておられるでしょうから、その部分も充実していただけるようにしていただきたいと思います。 要旨2の模擬避難所の訓練を早急にしなきゃいけないというのを言ってくださいましたけど、じゃ、いつごろをお考えでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 岡田総務部長。 ◎総務部長(岡田誠君) 早急にということで、もう今週末も雨が大分降るというふうな話も聞いております。早急にという、この議会中にもできたらしたいという形では思っておりますが、今後、洪水等の分も近にあるかもしれませんので、これはもういつというのは申し上げられませんけども、早急に実施していきたいと考えております。 ○議長(日下敏久議員) 高間議員。                〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) よろしくお願いします。そのときにしっかり、地域の方言われましたけど、防災リーダーとか防災アドバイザー、防災士などと一緒になって組み立てていくというのが大事だと思いますので、どういう人材と一緒にしていくのかというのを組み立てていただきたいと思います。 要旨3の車中避難です。 これ、有効だと言われております、今。うちでいえば、どこ、何カ所ぐらいでどれぐらいお考えでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 岡田総務部長。 ◎総務部長(岡田誠君) 車中避難というのが、今考えられるのは、感染リスクを恐れているのが多分多いと思いますが、これ場所というのは、特に今、避難所に設置しているところの駐車場であるとか、そういうところを今考えております。ただ、前にも災害の程度によって、場所が変わればそこのほうへ移していくという形になりますが、第一義としましては、最初、避難所がある近くなり、そこの駐車場でということで考えたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 高間議員。                〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) その際の注意事項もよく国のほうで出ておりますので、そこも配慮しながら、できればおトイレが近いところがいいとか、水害の場合は高い、B&Gのところとか、いろいろなところがあると思いますので、そこを配慮していただきたいなと思います。 要配慮者のところです。 部長、障がい者の方の福祉避難所云々とありますが、私は妊婦さんとか、あと持病をお持ちの透析されている高齢の方とか、そういう方に関しては、今まで福祉避難所に関しての体制というのは難しかったと思うんですけど、それを区別するというか、その意味でこの質問を実はしたんですけれど、そこは何かお考えですか。 ○議長(日下敏久議員) 青山福祉部長。                (3番高間直美議員「ない。じゃ、何か」と呼ぶ) 岡田総務部長。 ◎総務部長(岡田誠君) 区分というのが、症状とかそんな形とか、今考えているのは、指定避難所内で福祉避難室等を確保することや、市内の福祉避難所で可能な限り受け入れをお願いしていく必要があると考えておりまして、現在調整を行っている市内のホテル、宿泊施設の提供等については、今、協議をしているところですので、そういうところがあれば、またそういうところと協定を結んでいきたいと考えております。 ○議長(日下敏久議員) 高間議員。                〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) 妊婦さん等は不安な中、また実家が遠かったりしたらすごい大変だと思います。できればホテルとか、旅館とか、そういうところがいいなと思っているんですけれど、そういうところを確保してあげるだけでも精神的な安定が、私は違うかなと思っています。また、持病をお持ちの方は、車中避難を選択される方もいらっしゃるとは思うんですけれど、そういう方々のための、邑久高じゃったら邑久高とか、学校の一つをそういう福祉的にすれば避難しやすい場合もありますし、そこはうちの市に考えていくということは、私はとても、うちの市はうちの市のあり方でいいと思うんですけど、そこを指定していくと、早目の、うちは早目に避難出しますよね。出すことによって実家に帰れたり、実は知り合いのところへ行けたり、準備ができているんです。早目の避難ってすごい大事だなと思っています。そういう上でも、行き場がない方々のための場所というのは…… ○議長(日下敏久議員) 残り3分です。 ◆3番(高間直美議員) 市長、どこか、どういうお考えがありますか。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) これまでにも、そういった方を公民館でお預かりしたことがありました。そのときにはなかなか、お帰りいただくまでに大分時間がかかったりもしたんですけれども、今、ご提案いただいたホテルであったりとか、そうしたところをどのタイミングで市が押さえられるかというところは、ホテル側とあらかじめ協議をしておく余地もあるかもしれないなと、今お聞きしていて思いました。単に、公共施設で、みんな雑魚寝という形で耐えられる方もおられるし、それじゃどうにもならない方もおられるので、その辺は今ご提案いただいた趣旨も踏まえて、少しさまざまな施設と協議をしてみたいと思います。ご提案ありがとうございます。 ○議長(日下敏久議員) 高間議員。                〔3番 高間直美議員 登壇〕 ◆3番(高間直美議員) マイ・タイムラインを推進すれば、本当に早目の避難で自分の身は自分で守ることができます。しかしながら、大変な方には、うちの市は本当に手を差し伸べるんだという、そういう市であっていただきたいなと思います。 これはあれですけれど、一人3万円子どもたちにという、他県から、他市から、瀬戸内市すごいねってお電話をたくさんいただきました。子どものことを考えて、家庭のことを考えてくれる市だということで、何でもこういうかゆいところに手が届く、痛い人の気持ちがわかるという、そういう市であり続けるということは、私は大事だと思っておりますので、ぜひ災害のとき、前もっての市のあり方をしっかり…… ○議長(日下敏久議員) 残り1分です。 ◆3番(高間直美議員) 会議でしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(日下敏久議員) 以上で高間直美議員の質問を終わります。 一般質問の途中ですが、ここで10分間休憩いたします。                午後2時10分 休憩                午後2時18分 再開 ○議長(日下敏久議員) 再開します。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、発言順序7番、竹原幹議員の一般質問を行います。 8番竹原幹議員。                〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) こんにちは。 早速質問に入ります。明快な答弁をよろしくお願いします。 今議会は、新型コロナ議会と銘打っている議会です。私も今回取り上げた課題、下水道事業、浄化槽設置事業はまさに感染対策でもあり、早期に汚水処理を進める必要があると考えて取り上げております。これからでも真剣に検討していただき、制度設計に取り組んでいただき、来年度予算には反映していただきたいとの思いで質問に取り上げております。この質問に際し、いただいた数字は、平成30年度末のものですので現時点とは若干差異があります。よろしくお願いします。 まず、住民基本台帳人口3万7,351人に対して、下水道の処理区域内人口は1万5,816人です。そのうち、水洗化人口、下水道接続済み人口は1万2,095人です。率にして32%になります。下水道会計には一般会計から約8億4,000万円の繰入金が入っています。下水道の企業債借入額は約140億円になります。 下水道事業は、その恩恵を受ける地域とそうでない地域とで不公平感をもたらしているというのは、今までにも先輩議員からも取り上げておられるし、私も取り上げてきました。下水道事業が余りにも巨額な事業であり、一般会計からの繰り入れで成り立っていること。これから下水道が新たな地区に展開する前に、老朽管の更新や浄化センターの改修が必要になってきます。さらに、莫大な経費がかかります。全ての経費は受益者負担とすれば話は簡単ですが、それは現実的ではありません。そうであるならば、処理区以外の地区は合併浄化槽を進め、行き渡るようにし、不公平感を少しでも薄めてもらいたいと考えます。 さて、下水道処理区を除いた人口は2万1,535人で約58%、半数以上になります。環境部からいただいた資料では、令和2年4月末現在、くみ取り便所の戸数は4,507戸、この中には下水道処理区域内のものも含まれている数字と考えますが、いずれにしても4,507戸あるくみ取り便所は、何とか浄化槽に転換を図る施策を展開しなければならないと考えます。 そこで質問します。 瀬戸内市における下水道処理区域内の人口は1万5,816人です。そのうち、接続済み人口は1万2,095人、接続率は76.5%となります。約4分の1、3,700人が未接続となります。いろいろ理由はあると思いますが、処理区域内の接続率向上は進めてもらわなければなりません。接続率向上への取り組みについて、状況をお聞かせください。 2点目、下水道処理区以外の地区は、合併浄化槽の設置を推進するしかありません。普及策について問うとしております。 ①設置補助金の上乗せをすべきでは、です。 平成23年度から3年間、補助金は10万円上乗せした経緯もあります。お隣の岡山市では、くみ取り便所から合併浄化槽への転換の場合は2割上乗せしております。本市もその程度の上乗せは考えてもらいたいが、どうか。 2点目、改修に対する補助制度を新設する考えは、です。 これにつきましては、平成22年の質問、10年前です。市長は、前向きに検討するという答弁もあります。改めてお考えをお聞かせください。 3点目、地域し尿処理施設であるコミュニティプラントにも補助制度を設けては、です。 コミュニティプラントは、浄化槽の補助金制度では対象外となっています。別建ての要項をつくるとか、必要があると考えますが、見解をお聞かせください。 4点目、単独浄化槽から合併浄化槽に転換する場合には、補助制度があります。くみ取り便所からの改修にも補助すべきでは、です。 済いません。5点目、低所得者世帯の設置に対する支援策が必要ではないか。 下水道の場合、分担金には徴収猶予や減免の制度があります。水洗便所改善資金融資あっせん制度もあります。浄化槽の場合には、設置の際の補助金のみです。浄化槽設置にしても、例えば非課税世帯には補助率を上げるとか、貸付制度を設けるとか、もう少し手厚い政策を打ってもらいたいと考えます。見解をお聞かせください。 3点目、下水道政策において、処理区域内に住んでいる人とそれ以外の地区では拭い去ることができない不公平感が存在すると考えています。我が市は都市計画税を取っていません。下水道は、処理区域外の人には永久的に恩恵を受けません。一般会計の繰入金は8億4,000万円です。そのほとんどが下水道債の元金と利息で基準内繰入金ではありますが、繰入金合計額は市民一人当たり2万2,476円になります。不公平感を除去するために、今後どのように事業を進めていくのか、見解をお聞かせください。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(日下敏久議員) 松本上下水道部長。                〔上下水道部長 松本孝之君 登壇〕 ◎上下水道部長(松本孝之君) それでは、私のほうから質問事項の1、質問の要旨1と3について答弁させていただきます。 まず、質問の要旨1です。 当市の令和元年度末の下水道の接続率は78.1%となっています。下水道課では、接続率向上のため、下水道を供用開始する地区については、工事の説明会や供用開始のお知らせを配布する際に、早期に接続していただけるようお願いしています。また、広報せとうち及びホームページへの早期接続依頼の記事記載に加え、平成30年度からは供用開始後未接続のまま3年が経過した世帯に対し、早期接続の依頼文書を直接送付するなどの取り組みをしており、今後も引き続き、接続率の向上に努めてまいります。 次に、質問の要旨3についてです。 汚水処理施設の整備については、岡山県と市町村が協議、調整を行い、策定したクリーンライフ100構想をもとに、下水道事業、集落排水事業及び合併処理浄化槽事業を実施しているところです。整備手法の選定につきましては、地域の実情等を踏まえた上で建設費と維持管理費を合わせた経済比較を行い、効率的かつ効果的な整備手法を選定し、下水道、集落排水及び合併浄化槽を組み合わせて汚水処理施設の人口普及率100%を目指しています。 今後につきましても、より効率的に下水道整備を進めるとともに、集合処理に適さない地域については、合併処理浄化槽の設置を促進し、市全域における汚水処理施設の整備を進めていきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 奥田環境部長。                〔環境部長 奥田幸一君 登壇〕 ◎環境部長(奥田幸一君) 失礼します。それでは、私のほうから質問の要旨2についてご答弁申し上げます。 まず、①についてです。 当市では、生活排水による公共用水域の水質汚濁を防止するため、浄化槽を設置する者に対し、補助金を交付しています。現在の補助金額は、五人槽で33万2,000円、七人槽で41万4,000円、十人槽で54万8,000円となっています。かつて3年間──平成23年、24年、25年度でございますが──の特例措置として、市単独で10万円の補助金上乗せを実施したところ、その間は整備基数が増加いたしました。浄化槽設置を推進するためには、有効な手だてであるとは考えますが、当市の財政状況を見ながら検討をさせていただきたいと思います。また、国、県に対しては、補助金の増額要望をお願いしていきたいと考えております。 続きまして、②です。 現在、瀬戸内市では、改修については補助対象としておりません。ご質問をいただいている改修に対する補助制度、また今後予想される耐用年数経過による既設浄化槽の設置がえに伴う補助制度につきましては、当市で実施している浄化槽の改修、設置がえの補助制度等について検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 続きまして、③です。 コミュニティプラントとは、市町村が設置する小規模な下水処理施設であり、公共下水道と同様に埋設された排水管によって集められたトイレと生活雑排水をあわせて処理する施設というものになります。事業の計画人口は101人以上3万人以下で、新規に開発される団地や住宅地域、農山漁村の既存の小集落等の面整備を行うものです。当市では例がありませんが、地域からの要望があれば、建設、維持管理コスト等も含め検討し、必要であるとの判断に至れば実施していきたいと考えております。 次に、④です。 市では、浄化槽の設置に伴い、単独浄化槽の撤去を行う場合、9万円を超えない範囲で撤去に要する費用の額が加算されます。また、本年度から浄化槽の設置に伴い、単独処理浄化槽を廃止し、宅内配管工事を行う場合、30万円を超えない範囲で工事に要する費用の額を加算する補助制度を設けております。くみ取りから浄化槽への転換につきましては、トイレの改修や改築費が大きくなり、転換が進んでいないのが現状です。議員ご提案の補助制度を創設することで転換が進むことが期待できますが、新たな負担を伴うことでもあり、財政状況を見ながら検討させていただきたいと考えております。また、引き続き、国には補助金増額を要望してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、⑤です。 生活排水による公共用水域の水質汚濁を防止するためには、公共下水道や浄化槽は有効な手段です。水質を保全し、美しい水環境の整備は優先して取り組まれるべき課題であります。市内の浄化槽等整備状況を見ますと、浄化槽世帯が約4,600、単独浄化槽世帯が約1,200、くみ取り世帯が約4,500、下水道世帯が約5,200となっており、まずはくみ取り世帯、単独浄化槽世帯に対し、下水道、浄化槽への転換を促していくことが重要であると認識いたしております。議員お尋ねの、低所得者世帯の浄化槽設置に対する支援策ですが、どのような形で支援していくのが適当なのか、他市の取り組み状況、また当市財政状況を見ながら検討していきたいと思いますので、ご理解をお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 竹原議員。                〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) 最初に、下水道供用開始区内にあって未接続の分、これはいろいろ理由があるとは理解もするんですけど、使用料で成り立っている以上は、丁寧に説明して理解を得るように進めていってもらいたいと思います。 それから次に、今月初めに環境衛生関係の補助金制度ということで、チラシを各戸に配られておりました。それを見ると、合併浄化槽設置補助金、出しているのが31年度86件と書いております。この数字だけ見とったら、進んではいっているように見えるんですけど、今、4,507戸くみ取り便所が残っていると。86件設置したといっても、66件は新築家屋のもんなんです。だから、残りの20件のうち、何件かがくみ取りから合併浄化槽にしたということになるんです。くみ取りの転換は最大で20件。1年間で20件なん。そうすると、4,500するためには200年以上かかるんです。200年以上かかっても解消せんのんです。クリーンライフ100構想、これはもう夢のまた夢。もう、どういう表現していいかわからん。これからこういうこと、クリーンライフ100構想、水洗化率100%にする。今のような進め方でいっとって、無理なんですよ。いろいろ見直しが必要だと私は、そのためにいろいろこういう補助金を上げるとか、提言をしているわけです。 だから、補助金の上乗せ、それから改修に対する補助金、下水道処理区であったら、接続時に分担金19万5,000円を払えば、それは必要ですけど、あとは使用料、永久に利用できます。合併浄化槽は、設置の際の補助金はさっき言ったような数字がありますが、それは満足のいくもんではありません。合併浄化槽の維持管理は、前に先輩議員がよく言われましたけど、下水道使用料に比べて約3割ぐらい高いと言われています。機械は長く使えば故障も出ます。もちろん所有者の負担です、合併浄化槽は。地図上の線引きで行政の対応が大きく分かれていることに疑問を持たない人はいないと思います。合併浄化槽については、補助金の上乗せ、改修への補助の新設、しっかり検討してもらいたいと思います。 コミュニティプラント、私、勘違いしていたみたいですね。要するに、合併浄化槽の設置ができない、場所がないとか、そういうところが何軒か、3軒か5軒か10軒でも合併浄化槽を共同で設置する。そういうのを私はイメージしとったんですけど、それも含めて研究をしてもらいたいと思います。 それから、市民部長、せっかくお呼びしとんで、来年は固定資産税の評価の見直しと聞いております。固定資産税のもととなる評価額の算定に下水道処理区域であるとか、来ない地区であるというのは、評価点に大きなあれが出てくると思うんですけど、今までにもそういう評価に加味されているんかどうか、教えてください。 ○議長(日下敏久議員) 坪井市民部長。 ◎市民部長(坪井智美君) 議員ご質問の課税に関しましては、都市計画を策定している自治体等におきましては、市街地宅地評価法により、より細やかな下水道の有無を踏まえ、評価するものとなりますが、都市計画を策定していない当市においては、そのほかの宅地評価法という、市内に基準となる標準宅地を定め、そこから標準宅地の価格を比準して各種補正を反映し、個別の土地の価格を決定するものとなります。 なお、標準宅地の価格を不動産鑑定士に依頼し、鑑定していただいておりますが、不動産鑑定士が鑑定する際の一つの環境要因として、下水道の接続の有無が含まれております。 以上になります。 ○議長(日下敏久議員) 竹原議員。                〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) 基準点というのは、例えば下水道が来ている処理区のところから引っ張っていってということじゃなくて、もう下水が来ているところと来ていないところは、完璧に峻別して評価しているということなんですか。 ○議長(日下敏久議員) 坪井市民部長。 ◎市民部長(坪井智美君) そこにおきましては、その評価におきましては、下水道のみに関係する部分ではなく、そちらはもう、先ほども申しましたけれども、評価地点におきましては、総務省から示された評価基準により評価の基準とさせていただいており、そこからの基準になりますので、下水道は環境の要因の一つということになっております。 ○議長(日下敏久議員) 竹原議員。                〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) そうなんでしょうけど、気持ちとして、下水道が来ているところと来ていないところは、都市計画税も瀬戸内市は採用していないわけだから、少し考えてもらいたいなというつもりで言っているわけですので、よろしくお願いします。同じ町内で下水道が来ているところと来ていないところがあって、有利な、また私今思ったんだけど、66件が新築で、下水道処理区以外のところへ相当家が建っているということです。それはあれですけど、その数字を見ていて思ったんですけど、不利益を受けているという印象をするためには、都市計画税は安いんだとか、あちらの地区は都市計画税を取っているんだとか、そういうことの、納得させてもらえるという施策をとってもらいたいなということです。 それから、下水道なんですけど、色を塗って、地区に、全体計画に入っているんだけど、事業着手がもう5年先になるか、10年先になるか、計画すら立っていない地区には、合併浄化槽の補助金も出ていると。二重投資にもなっている。これは、あくまでその地区の方は下水道の敷設を要望されてずっと待ち続けられるのか、地元の皆様のご意見を伺って決定すべきときが来ているんじゃないかと。下水道処理計画に入っとるけど合併浄化槽の補助金も出している。そういうなのは理解してもらって、もう来ないんなら来ないということの整理をする時期が来ているんだと思いますけど、部長、お考えをお聞かせください。 ○議長(日下敏久議員) 松本上下水道部長。 ◎上下水道部長(松本孝之君) 確かに、議員のおっしゃられるとおりだと思っています。私たちもそういう時期というのは、当然わかっています。 ただし、現状、処理場がありますけども、この処理場についてはまだ完全に供用というか、使える能力のまだ全然というか、半分ぐらいのところの処理場しかない、使っていないということになります。となると、せっかくつくった処理能力があるのにもかかわらず使っていないというのは、損失というか、本来はその能力、100なら100使わにゃいけんののに50ほどしかまだつないでいないと、入ってきていないということになると、またそこは能力的に少しどうなのかなと考えております。ですから、将来的には、いつかそういったことを考えますけども、現在の処理能力がある処理場をフルに使えるように、こちらの接続率の向上とか下水道事業を推進していくんだというふうな考えで思っております。 ○議長(日下敏久議員) 竹原議員。                〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) 市長、下水道の計画にある以上は、それは今、クリーンライフ100構想、28年にも改定したあれで、水洗化率100%に持っていく構想、今、部長はきちっと何がこの事業、この事業って言われたけど、100%に持っていかんと、早く100%に持っていこうというための構想なんです。それをいつまでたってもいつ着手するかわからずにというようなのが実際にあって、合併浄化槽の補助金も出ていて二重投資にもなっている、事実なんですよね。だから、その辺のところは、見きわめというんか、市長、本当に何が効率的、地元の理解を得られるようにやっていただきたいということがあります。 市長、ですけど最初から私言っているんだけど、下水道事業の借入金は140億円、一般会計からの8億4,000万円。これから下水道も水道事業と一緒で、更新の時期、下水道管。それは、次に展開する前に更新の事業が次々、特別会計へ入ってくる。 ○議長(日下敏久議員) 残り3分です。 ◆8番(竹原幹議員) それを、下水道の恩恵のない人たちからその事業を認めてもらわにゃいけんわけですから、必ず理解と協力を得られるような取り組みを、全体、ここは下水道、ここは合併浄化槽、農村排水、いろいろその分、100%に持っていくための、今言う財政状況を見きわめてとか、国の動向とか、そうじゃなくてクリーンライフ100、水洗化率100%に持っていく構想。現状のまま行きょうたら、今言う、200年かかるわけですし、県下でも、全国的に見ても、快適で文化的なまちから大きくおくれをとりますよ。くみ取り便所が4,500あるわけです。だから、その辺のことを市民に丁寧に説明をされて、理解を得た上で、効率的で、また手厚い政策を進めてもらいたいと思いますけど、最後に市長、お願いします。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 私も市長に就任当時、下水道をやめようということで、いろいろ担当課と協議した記憶はあります。やめるということになると、それ以上区域を広げないということになります。広げないということになると、先ほど松本部長答弁いたしましたように、浄化センターの処理能力が課題であるということで、それがどうなってくるかというと補助金返還になってくるという、そのような形になってくるということで、もうこれ以上はやりませんということは今、本市としては言えないという、そういう苦しい状況があるということをまずはご理解いただきたいと思います。 その上で、公平性をどのように考えていくかということでありますけれども…… ○議長(日下敏久議員) 残り1分です。 ◎市長(武久顕也君) これから補助金を市として独自に上乗せをしていけるかどうかということは、一旦は厳しい財政状況もあって、行革の一環として10万円を減らした、3年間だけで打ち切ったという経緯がありますけれども、今後これをどのようにしていくかということは、再度立ちどまって考えていける状況にはあるのかなと思っております。いずれにしても、中期財政の中でこうしたところは、しっかりと酌み取れるかどうかということを検討させていただければというように思います。 ○議長(日下敏久議員) 竹原議員。                〔8番 竹原 幹議員 登壇〕 ◆8番(竹原幹議員) くみ取り便所を早く解消して、市民みんなが快適な生活を送れるような手厚い政策をぜひ打っていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(日下敏久議員) 以上で竹原幹議員の質問を終わります。 一般質問の途中ですが、ここで10分間休憩いたします。                午後2時49分 休憩                午後2時58分 再開 ○議長(日下敏久議員) 再開します。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、発言順序8番、室崎陸海議員の一般質問を行います。 18番室崎陸海議員。                〔18番 室崎陸海議員 登壇〕 ◆18番(室崎陸海議員) 皆さんご苦労さまでございます。 それでは、議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 質問事項は森林と河川と海辺の整備について、質問の要旨は新型コロナウイルス感染症による、多くの人が犠牲になっておられますが、特に免疫力が低下している中高年の感染が問題になっております。免疫力を高める手段として、森林セラピー等、自然を活用した取り組みがストレスの軽減や免疫力向上に役立つとの科学的な根拠も示されております。森林、里山、海辺を整備し、ストレスを軽減させ、免疫力を高める取り組みを行ってはどうか、これは市民の健康増進だけでなく、観光の目玉になると思いますがという質問でございます。 瀬戸内市は恵まれておると思います。このコロナの問題で、いろいろ日本中が恐怖と自粛をしながら生活をしておりましたけれども、牛窓は同僚議員もきょう言われておりましたけれども、関町のフェリー乗り場の近くに釣り道具屋の餌屋がありますけども、そこをずっとフェリーの乗り場までお客でいっぱいで、私もずっとこの3週間ほど前島へ入り浸りになっておりましたけれども、至るところにこんだけ釣り人がおるんかというぐらい、釣り人が来ておりました。私自体も、大型クルーズ船のダイヤモンド・プリンセス号に、問題になりましたコロナの状態で瀬戸内市民の方が16人も乗られておられたというようなうわさが……                (「岡山県じゃ」と呼ぶ者あり) あ、岡山県。済いません。失言をいたしました。 そんな状態の中でも、何ら瀬戸内市は関係もなしに、元気に皆さんが生活している姿を見てうれしく思いました。 このような状況の中で、森林と海辺の整備については、より一層きちっとした状態で対応しなければならないし、日本国中の同じような、瀬戸内市に似た類似町村のデータも必ず収集して、次のまた対応に、何かあったときにはすぐ対応できるような、類似町村の問題のデータも収集していただけるようなことをまた執行部のほうにお願いして、1回目の質問は終わりたいと思います。 ○議長(日下敏久議員) 難波産業建設部長。                〔産業建設部長 難波利光君 登壇〕 ◎産業建設部長(難波利光君) それでは、私のほうから質問の要旨1につきましてご答弁申し上げたいと思います。 緊急事態宣言下において、外出の自粛によりますステイホームが続いたことで、子どもさんであるとか、お年寄りの方々の生活に大きな変化が生じ、ストレスを感じた方や、またつらい思いをされた方も非常に多かったのではないかというふうに思っております。今後、コロナ禍中における私たちの暮らし、特に人の行動であるとか、生活様式を変えなければならないことから、感染症予防対策を意識した新たな生活スタイルへの関心が高まることも容易に想像できるかと思います。 その上で、ご質問いただきました森林セラピー等に代表されます自然を活用した体験施設の取り組みは、マイナスイオン効果によるストレス軽減も期待でき、心と体の健康、ひいては免疫力の向上にも寄与するものと思っております。自然を体感できる資源は、まだ整備していないものも含め、市内にたくさんあろうかと思います。産業建設部所管の既存の体験施設といたしましては、長船にあります美しい森、これ以外にも市民の森や吉井川河川敷にある河川公園などがございます。このように、野外で活動できる施設は、3密を避けた新しい生活様式に順応する施設として期待も大きいと感じておりますので、まずは既存施設の感染症予防対策を十分に施しながら、多くの方に利用していただけるよう、今後は施設の改修も含め、取り組んでいきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 室崎議員。                〔18番 室崎陸海議員 登壇〕 ◆18番(室崎陸海議員) このたびの問題については、執行部を初め、職員の皆様方のご苦労を痛感いたしております。執行部及び職員の皆様の、行政としての対応について敬意を表した意味で、簡単に一般質問をさせていただいて、もう一問だけ時間をやってください。本当にご苦労さまでございました。心より、市民の一人として感謝申し上げます。 今後も、森林がどのようなセラピー機能があるのかというようなことも、ここにデータを全て持っていますけれども、時間が、余り皆様方が、執行部のほうも疲れていると思うんで省略させていただきますけど、難波部長、早急に整備をやるべきではないのかという点について、5、6点述べさせていただきますけど、できる限りきちっとした対応で、早く措置をしてくださるようにお願いしてから一般質問を終わりたいと思いますので、耳を傾けてやってください。 自然を活用した環境の整備について、瀬戸内市内に底打ちをしていない河川はどれぐらいあるのか、もし底打ちをした河川があるならば、そこらは子どもたちが網を持って川へ飛び込んでけがのないような状態で魚をとったり、いろんな植物、河川の動物と遊べるような環境ができたら、市民の人らもほほ笑ましい姿が見えるんじゃないかと思うんで、そこらあたりの、底打ちして、ただ草だけが生えている状態だったらそれを整備することによって、またよそから来た人たちも元気な子どもたちの姿を見たら元気をもらえるんで、そこらの整備も検討してやってください。 それから、豊原の千町川の釣り堀、これは県のほうがやったときに、私が産建におった関係で県の職員とけんかをしたのは、釣り堀をつくるのにあそこへ魚礁がない。何で魚礁を入れないんならということで、やり直せ、とにかく魚礁がなしに魚があそこへとまってから釣り堀ができるんかというてけんかをしたいきさつもございます。それで、魚礁もあそこへ入れとると思うんで、最近はもう子どもも大人もあそこで釣りをしょうる姿を見たことがないんです。だから、もう少し釣りのおもしろさというのも、一度、また祭日に前島へ来ていただいたらわかるように、餌をつけなくてさびき、おとりの道具を使ってスタイルもいいし、すごいな、これは我々漁師の端くれも皆、スタイルから形ができるんだなというような状態で来られています。そのような状態で、地元の子どもらがあそこらで、安全なところで釣り堀ができ、きちっと釣りの楽しさが味わえるような、何らか対策を考えてやってみてください。 それから、先ほど部長がおっしゃられたように、豆田地区から福山までのあれ中途半端な、便所があったりなかったり、河川便所が、するような形ではなしに、あそこも家族ぐるみでバーベキューができて、きちっとした状態でできるような、私はそう投資は要らないと思うんです。だから、あそこだったらまた魚釣りもできるし、魚も釣れるんで、早急に、そう予算がかからない状態で、知恵と行動力があったらできるような土地柄なんで、ここも整備をしてやってください。 それから、四つ目は使用していないため池、もう何十年も使っていないような薄汚れた池が牛窓のほうでも数カ所、通りょうたら見えるわけなんです。ここらも何らかの形で、栓を抜いたら、もう極端な話が、余り牛窓漁協のほうも、どこでもそうじゃないですよね。海の水がきれい過ぎて魚がとれないとか、養殖に悪い影響ができておるとかというような形で、よその地区では池のヘドロとか水を海に流し込んどるような風景もテレビで見たことがあるんです。だから、そこらも線と線をつないで、ため池を年に何回か、何年かに一遍は流して、海へ流出して、また海の栄養素というんですか、魚がすめるような環境のことも必要ではないだろうかと、素人考えですから、浅学非才の身をもってですが、専門的なことはよくわかりませんけれども、そんなことも活用したらいいんじゃないかと思います。 それから、お約束は前々回もしていますけど、牛窓のオリーブロードの伐採の整備、これはもうどんなことがあっても、牛窓の顔ですから、あの牛窓ロードは。牛窓のオリーブ園から見る風景と、またあそこで牛窓を間近で見る、車で運転してきて、やれ、牛窓に着いた。わあ、牛窓というたらすごいなと、もう一瞬見たときに感動するような風景は、牛窓へ入ってきたらあそこしかないんで、所有者がどうこうこうこうという話じゃなしに、日本のエーゲ海牛窓とうたわれた土地柄ですから、これの整備も早急にまた考えてやってください。 それから、牛窓の島々の活用も、私はこれから先考えなければならないと思います。黄島なんか、門田貝塚なんかの遺跡も残っているし、ただ宗教が黄島にしても、青島にしても大学が所有していたりしますけれども、市の個人の土地も何カ所かあると思うんですよ、売っていない土地が。そこらもそのままの状態ではなしに、何が原因で現在の所有者に売らなんだんかはわかりませんけれども、黒島にしても、そこらはそういうふうな、日本国中でまた有名な貝塚の遺跡があったりするんですから、管理をする意味においても、観光の一端も担えるような、やり方によったら、島から島を渡って歩くような状態で、個人が持っている所有の土地もどうにか買い上げるような方法で、歴史、伝統文化の牛窓を堅持する、また将来の子どもたちに、これは生きた教材として残しておかなければならないんだからというような説得をしてでも、私は取得しながら島から島、それに渡れるような状態で、ぜひやっていっていただきたいと思いますのと、市長の、この間もちらっと話をしたんですけど、残念なことに前島のアート、文化を語ろうとしたら、前島が一番岩を全国の、私は瀬戸内海の小豆島、それから犬島、石を切り出した場所しか知らないけれども、火事があったときに職員の人が、もし牛窓のしっかりした職員の人が幹部でおったならば、あそこにはオリーブを植えるとか、室津の梅林に負けんような梅林を植えとくとかすれば、まだ価値はあったんですけれども、とにかく雑種的な木が生えたら枝も、一日も早く、大きくなったらいいような木をばっと植樹しとる関係で、肝心の岩が全部見えなくなってしまっているんです。だから、前島の木を何らかの状態で、許される限りの伐採を、縮めるなり何なり、仕方がない、あっこまで火事の後植林をしたんですから。ただ、あんだけの大阪城築城の石を切り出したあの大きな岩が、全部見たら来た客は、うわあ言うて私は感嘆の声を上げると思うんです。 だから、銭がかからない方法としたら、あっこの岩を見せるような施策をぜひやって、そこから牛窓の歴史、伝統文化を誇った日本のエーゲ海牛窓、さすがだな、来たかいがあったというような形をつくらなければならないと思うし、また私の所感で、いつも産建で職員に言おう言おうと思うんですけど、両部長にしても忙しくて話をする機会がないんだけれども、前島の観光のパンフレットを見ても、専門家でない限り、首を地元の人間もかしげるようなところがあるんです。一番最初にあるのを、うらみ石という石があります。小さな池の中へどばっと大きな石が埋まっておりますけれど、私らより古い長老の方は、あれは隕石なんじゃと。だから、あれは池じゃない、落ちたから、落ちた重みで周りが池に、小さなため池みたいになっとんだけど、あれは隕石だというような方がおる。それをなぜうらみ石になるんなら。そこらあたり、専門家の知識がない、前島の観光の方がつくったパンフレットだから笑って済まされるんだけれども、きちっとした、石切場には遊郭もあったんでしょう。京の女郎という地名があって、大きな石もあります。ただ、石を見せるんだったら、私は浅学非才でよその石切場をそう数多く見たことはないんだけれども、あんだけの巨岩がそろっている島というのは、うちの前島だけだと思うんです。いろんな状態で、旧のフェリー乗り場には佐々木盛綱の海から船で牛窓へ来た石碑も立っていますけれども、歴史、伝統文化を誇った牛窓だから、いろんな有名人やいろんな知名度の高い人らがたくさん来られとると思う。だから、文献を引っ張り出してでも、そういうふうな、わあ、すごい人が来てるなというような、道の駅にも何点かいろんな方の石碑が立っていますけれども、新たな状態で、京の公家さんが都落ちをして広島へ逃げるときも、牛窓へ立ち寄って恨みつらみを残したような伝説や、いろんな歌もあります。だから、そこらあたりもきちっともう一遍精査して、さすが牛窓は牛窓、この瀬戸内は長船にしても、邑久にしても、牛窓にしても、歴史、伝統文化だったら、そうよその地域に負けるような場所柄ではないんで、そこらあたりもよろしく、今後検討してやってください。 このたびの対応に対して、執行部や職員の皆様方のご苦労に心から心服しているもんで、一般質問はこれで終わりますけれども、今後ともご尽力くださるようにお願いいたします。答弁をお願いしたいと思うんで。 ○議長(日下敏久議員) 難波産業建設部長。 ◎産業建設部長(難波利光君) ありがとうございます。先ほど幾つかご質問をいただいたことについて、わかる範囲内でご答弁申し上げます。 まず、瀬戸内市内に底打ち、いわゆる底張りをした河川があるか、ないかというところでございますが、一級河川を含めた大きな河川については、底張りはしておりません。小さな用水路、それから大用水もそうですけども、こういった用水系は底張りをしております。こういったところで、お子さんが遊べる環境というところが今後できるのかどうかというところは、今後の河川改修の中でそういうニーズをいただきながら、考えていけれるものは考えていきたいというふうに思います。 それから2番目に、豊原にあります釣り堀公園、これは先ほど議員のほうからお話しいただきましたように、県のほうで整備をしていただきまして、管理は現在、市のほうでさせていただいております。通常の草刈りとか、そういった管理は地元のほうでしていただいてはおりますが、その後の方針について、県との協議というところは、具体な協議というのは今のところしたことはありません。地元のほうからも、釣り堀公園の活用について、もう少しいい活用の仕方がないのかというご意見もいただく場面もありますので、そういったことについては、今後県のほうにも少し申し入れをしながら、考えさせていただきたいというふうに思います。 それから、吉井川の河川敷にあります公園、これはちょうど邑上橋の下流域のところを昨年度から今年度にかけて、国交省のほうで竹林を今除去していただきました。非常に見晴らしがよくなっております。今のところ、まだ教育委員会の所管にはなっているんですけども、今後、教育委員会さんとも協議をしながら、どういうふうな活用がいいのかというふうなところは、また話し合いをさせていただければというふうに思っております。 それから、使用していないため池、池の管理についてですが、これも非常に大きな問題となっておりまして、瀬戸内市内にはたくさんのため池がございます。こういったため池で、もう既に使う必要がなくなったため池なども多数あります。今、担当部局のほうでため池の調査を昨年度、今年度と継続的に行っておりますが、そういった中でため池も、必要ないものはため池を廃止にしていく。それから、どうしても必要のあるものは、きちっと堤体の管理等をしていくということで、今、その切り分けといいますか、さび分けをさせていただいております。また、そういった状況がまとまり次第、ご報告をさせていただければというふうに思います。 それから、オリーブロードの件です。文化観光部長がおりますので、後ほど答弁があるかと思いますが、牛窓のオリーブロードに続く道は市道でございます。市道の部分につきましては、建設課のほうで年次的に草刈り、枝打ちなどはさせていただくように、今後ともさせていただければというふうに思います。 それから、前島の関係でございます。産業建設部所管としては、前島フェリーの今後の経営、今、非常に厳しい状態になっておりますが、そういったところを何とか市民の足として存続できるように、産業建設部のほうでも下支えをさせていただくべく、いろいろ検討させていただいて、その後に前島のいろいろな振興策というものを、これは企画部門との調整になりますが、いろいろ話をさせていただいて、考えていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 頓宮文化観光部長。 ◎文化観光部長(頓宮忍君) それでは、私のほうから2点お答えをさせていただきます。 まず、オリーブロードにつきましてですが、文化観光部のほうで所管をいたしましている場所でございますが、ミティリニ広場周辺をこちらのほうで管理をさせていただいております。特に、ミティリニ広場からの眺望につきましては、眺望確保の観点から、数年に一度は枝打ち、それから伐採等をさせていただいておるところでございます。昨年度につきましても、多分4年ぶりぐらいには眺望確保の施策をさせていただいております。 それから、前島のパンフレットにつきましてですが、ご指摘いただきましたように、多少おかしい部分もあるのかというふうに存じます。しかるべきタイミングで、うらみ石の件でありますとか、そのあたりも全て更新をさせていただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(日下敏久議員) 室崎議員。                〔18番 室崎陸海議員 登壇〕 ◆18番(室崎陸海議員) それでは、執行部を初め、職員の皆さんはご苦労さんでした。まだ、気を緩めないで、今後何が起こるかわかりませんので頑張ってやってください。 これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(日下敏久議員) 以上で室崎陸海議員の質問を終わります。 一般質問の途中ですが、ここで10分間休憩いたします。                午後3時25分 休憩                午後3時34分 再開 ○議長(日下敏久議員) 再開します。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、発言順序9番、廣田均議員の一般質問を行います。 16番廣田均議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 皆さんこんにちは。 きょうのトリということで、今回は質問事項1点、新型コロナウイルス感染症対策について、この議会は新型コロナウイルス感染症対策一色だろうと思います。 そこで、質問の要旨でありますけれども、(1)国の持続化給付金と市独自の支援策の取り組みはどうするのかということでございますが、これも朝から同僚議員がいろいろと質問しておりますので、制度について簡単に答弁をお願いしたいと思います。この件については、市長の行政報告の中でも聞いております。 (2)市民の遠隔学習機会の確保、テレワークのために光ファイバーを整備し、情報通信環境を整えるとのことの説明だが、具体的な取り組みはということであります。これも網羅しているところを抜粋しただけで、現在の光ファイバーの不備地帯を埋めていくということであります。 それから、(3)市内でクラスターが発生した場合、市民病院はどのように対応するのかということでありますけれども、1次的には保健所が対応するということをきょうも同僚議員の中で聞いております。その中で、市民病院がどのように役割を果たしていくのかということであります。 それから4点目、農業者、漁業者に対しての支援策をどうするのかということでありますけれども、これは野菜が安い、売れない、出荷制限をされる。魚価の低迷あるいは出荷制限をされる。去年からいうと、魚価に対しては去年の3割、2割という魚価だろうと思います。その中で、所得の低減策をどういうふうに支援していくのかということであります。 1回目の質問を終わります。 ○議長(日下敏久議員) 難波産業建設部長。                〔産業建設部長 難波利光君 登壇〕 ◎産業建設部長(難波利光君) それでは、まず私のほうからは質問の要旨1と4につきましてご答弁申し上げます。 国の持続化給付金については5月1日から受け付けが開始されておりまして、既に給付を受けられた方も市内にはいらっしゃるようでございます。申請につきましては現在インターネットなどから直接申請する方法のみであることから、申請が困難な方などについてはサポートセンターをご案内し、対応している状況でございます。また、先般先行して議決をいただきました持続化支援給付金について、市独自の支援策として、こちらのほうは6月2日から既に申請の受け付けを開始させていただいておりまして、市役所のほうで受け付けを一括して受けさせていただいております。 なお、商工会さんと共同で設置をした経営相談窓口でも、この国の持続化給付金とともに、市独自の支援策もご案内できる体制としておりますが、この国の持続化給付金もそうですが、申請期限がございますので、なるべく周知の機会を多くとり、皆様方に活用していただくよう、今後調整をしたいというふうに考えております。 次に、要旨4の関係でございます。 コロナウイルスの影響を受ける業種は、農林漁業者も含め、多様かつ広範囲となっております。このため、国の持続化給付金は、農林漁業者も含めた幅広い事業者を支援の対象としております。一方、近隣自治体の独自支援策では、この農林漁業者の方々を除く中小企業者に特化した支援策も多く見受けられておりましたが、本市では個人事業主が多い農林漁業者の方々にも、少しでも多くの現金給付を行うこととするために、この国の持続化給付金の給付を受ける方々を対象として、上乗せの給付制度を構築させていただいたところでございます。 さらには、現在、国、県などで新たな支援策が検討されているとの情報もございますので、これも引き続きの答弁になりますが、国、県などの支援策を注視しながら、農林漁業者からの相談内容、これは農協さん、それから漁協さんとも常々連携をさせていただいておりまして、担当者のほうで情報交換はさせていただいております。こういった情報をもとに、必要な施策を検討していきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 尾副財務部長。                〔財務部長 尾副幸文君 登壇〕 ◎財務部長(尾副幸文君) 質問の要旨2についてご答弁させていただきます。 光ファイバーの整備につきましては、以前、廣田議員からも質問されておりましたが、今回、新型コロナウイルス感染症の対策を講じる中で、光ファイバー等による高速通信網の整備の重要性を再確認したところです。 環境整備の具体的な取り組みとして、今回の補正予算に計上している負担金により、事業者が参入していない地域への光ファイバーを整備します。このことにより、従来から光回線が利用できない方との格差が解消され、小・中高生の在宅学習や社会人を対象としたテレワーク等を進めやすい環境となると思われます。市内全域の光ファイバー網を目指していますが、前島地区につきましては、海底の調査、それから海底ケーブルの敷設が必要なため、事業調整とあわせて複数年の事業期間が見込まれます。このことから今後、事業費の精査、関係機関との調整を行い、事業化に必要な課題の整理をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 小山病院事業部長。                〔病院事業部長 小山洋一君 登壇〕 ◎病院事業部長(小山洋一君) それでは、私のほうから質問の要旨3についてご答弁を申し上げます。 市内で感染者が発生した場合と同様に、感染が拡大してクラスターが発生した場合も、保健所が瀬戸内市と連携をして感染経路、濃厚接触者の有無、入院、宿泊、自宅待機の判定など、感染の全容を明らかにした上で感染拡大防止対策を実行することとなります。 市民病院には、高齢の患者、また糖尿病ですとか心不全、呼吸器疾患等の基礎疾患がある感染リスクの高い方が入院しているため、院内感染を発生させないために、保健所の指導、助言に従って可能な限りの対策を講じなければならないと考えております。面会の禁止はもとより、院内感染の可能性が疑われる場合には、外来診療の制限や中止、そして入院の受け入れの中止なども対応の一つとして想定をされています。市内で感染がいつ発生してもおかしくない状況であることを常に意識をして、今後も感染防止対策を徹底し、保健所や瀬戸内市新型コロナウイルス感染症対策本部を初めとする各関係機関と連携をして、地域の医療提供体制の維持に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(日下敏久議員) 廣田議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) それでは、2回目の質問をしたいと思いますけれども、(1)の国の持続化給付金と市独自の支援策でありますけれども、先ほど建設部長のほうから説明がありました。自治体の中には、この制度が始まる、もう始まってすぐ、自治体独自で給付金が出たという、マスコミなんかで言われたのを住民の方が、瀬戸内市はもうちょっと早うできんのじゃろうかということも私は聞いておるわけなんですけれども、市長、こういう市独自で先駆けてこれを、給付金を出そうじゃないかというような検討はされたんですか。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) 恐らく報道でごらんになったのは、私も見ましたけども、10万円の特例定額給付金の件だと思います。これは、ああやって現金をお宅まで配っていって、財務会計規則にはあれでいいのかなというようなこともちょっと思ったりしましたけど、まあまあそれは置いておいて、我々もとにかく速やかに対応できるところはしていこうということで、いち早く議会のほうにも委託料等を計上いただいて、お認めいただいて、それで対策に臨んでいるところであります。 今回ご質問いただいている国の持続化給付金につきましては、これは今ご質問いただいたように、先駆けてやるという方法も考えました。しかしながら、市が先駆けて行うことによって国がどのような対策を打ってくるとかというのがわからないという状況で、結果的にそれが二重給付になってしまったりとか、全体のバランスのとれない予算になってはいけないという、そうしたところの見きわめも必要だったというところはご理解をいただきたいと思います。 その結果として、児童手当の上乗せのところは、国はもうやりそうにないということで、そちらは議会のほうでもご審議いただいたということです。持続化給付金につきましては、先ほど部長も答弁させていただきましたように、例えば2割、3割の売り上げの減少の世帯、事業者に対して、我々として対策を打っていくということも選択肢の一つとしてあったんですけれども、それをやってしまうと、結果的に市のほうで売り上げの減少であったりとかということを一々全部確認をしていかなければいけない。それが結果的には、事務作業のおくれにつながってしまうんではないかということ。そうしたことから、国のほうでしっかり、ここは5割の売り上げの減少になっているというところをお墨つきをいただいたものに対して、我々が対策を講じていったほうがいいであろうという、そのように考えました。 今後、当面、この12月までは、売り上げが5割以上減少している月が一月でもあれば、それはこの給付金の対象になるわけで、市もそこに対して給付していくことができるわけです。売り上げはこれからどのように、皆さん賢くやっていかれるかわかりませんけれども、上手にこの給付金を使っていただきながら、何とかこの難局を乗り切っていただけるように、我々もできるだけの手当てをしていきたいというように考えております。 これから出てくるいろんな国からの支援策についても、国がどのような手を打ってくるのか、あるいは県がどのような手を打ってこられるのかということを、情報を素早く察知して、また見きわめながら、そこで足らないところを市として一生懸命やっていくという、その辺の見きわめもしながら、あわせて独自の施策も一生懸命やっていきたいと考えておりますので、まずご理解いただけますよう、よろしくお願いします。 ○議長(日下敏久議員) 廣田議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) きょうも出ましたけれども、児童の瀬戸内市子育て特例給付金、これについてはもう子育て世帯は物すごう、瀬戸内市独自でよくやってくれたという評価が高いと、みんな喜んでおりますんで、私も評価をしたいと思います。こういう独自の支援策が後々、まだ出てくるようなら、市長の株もぽっと上がると思います。 それから、この件について、先ほど法人のほうの売り上げ50%に対する支援策でありますけれども、ほかの自治体を見ておると、国の施策は50%ということで、中には20%、30%、40%、最大20%まで支援をしていこうじゃないかという自治体も、先ほど市長が言われる前に言われましたけども、若い世代はもう20%、30%減ると、うちらの農業者というか、漁業者の中でも、若い世代はちょっと減っても相当家計に響くんです。だから、こういう面は、産業建設部長が言われたけど、新たな支援策を国も模索しておるということなんで、市でもそれに合わせて支援策があれば今後やってもらいたいと思うんですけれども、国以外の20%、30%、40%という、先ほど言われた支援策というのは今後可能なんでしょうか。 ○議長(日下敏久議員) 武久市長。 ◎市長(武久顕也君) これも先ほどの難波部長の答弁と重なるところもあるんですけども、もう、二つに一つだったんです、今回。つまり、農業者、漁業者の方々を支援することを選ぼうとすると、50%の国の基準に合わせてやっていかないと手当てができなかった。逆に、20%、30%のところを我々が支援する道を選ぶのであれば、恐らく近隣の自治体でも同様の例は見られますけれども、商工業者の事業者の方が中心になって、農業者、漁業者の個人の事業主を対象とすることはできなかったりとか、そういったジレンマも正直ございました。そのあたり、今後国のほうでどのような支援策が出てくるかということを見きわめながら、この売り上げの減少をどの程度を基準としていくかということは、今後、状況を見ながら考えていきたいと思いますし、またそれ以外のいろんな事業者の支援策というのも考えていかなければいけないと思っています。そういったところを柔軟に、財源等の研究もしながら取り組んでまいりたいと思いますので、またいろんな声が聞かれましたら、ぜひ我々にもお聞かせいただければというように思います。よろしくお願いします。 ○議長(日下敏久議員) 廣田議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) それでは、2点目の市民の遠隔学習機会の確保、テレワークのための光ファイバーの設置、これは先ほども部長のほうから、私、前に質問したことがあって、隣まで来とんのにどうしてから、コロナがあったからではなかったんですけれども、今回、この機にそういう機会があって、できると思うんですけれども、前島の人には申しわけないんですけど、前島が残るということですけれども、今までにこういう不備地帯というのはどのくらいあったんですか。わかります。うちらのところもあったし、今の陸の孤島と言われておる虫明の布浜。布浜と子父雁はよう似とるというてから言われるんですけど、ほかに不備地帯というのはどのくらいあったんですか。 ○議長(日下敏久議員) 尾副財務部長。 ◎財務部長(尾副幸文君) 未整備地区、はっきり申し上げまして、ざっくりとしたものしか出てきません。その辺をご了承いただければと思います。 議案の説明でも申しましたと思うんですが、今でいいますと、牛窓でいうと千手、鹿忍地区の一部、それから師楽地区、それと旧邑久町でいいますと上山田、それから布浜地区です。議員今おっしゃいました虫明のほうは、数年前に通ることになりまして、今現在でいうと、今の地区とあわせて前島の地区が未整備ということになっています。 以上です。
    ○議長(日下敏久議員) 廣田議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) それで、整備となると最速で、一番しまいまで整備ができるとなる期間、いつまでにそういう整備が完了するんですか。 ○議長(日下敏久議員) 尾副財務部長。 ◎財務部長(尾副幸文君) 今現在の予定で申しますと、ここで議案が通り次第、業者の選定をいたして、すぐ着手したいと思います。最終的なもので申しますと、先ほど言いました前島となります。前島は、複数年としかもう言いようがないということなんです。ただ、海の中をいきますんで、調査が要ります。敷設が要ります。3年程度は十分かかるだろうなという業者の、今のところの話です。 以上です。 ○議長(日下敏久議員) 廣田議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 前島をのけて最速、ほかの不備地帯にはどのくらいな期間でつくんですか。すぐつくんですか。 ○議長(日下敏久議員) 尾副財務部長。 ◎財務部長(尾副幸文君) 今のところの予定でいきますと、今年度中の予定で事業を計画しております。ただし、日本全国こういった状況で光ファイバーの整備に入っております。業者の人手不足というのも当然出てくると思います。一応、予定では今年度中事業としておりますが、業者が選定されて調査等、それから調整等ができて、はっきり期間等がわかり次第、またご相談するべきことがあればご相談させていただこうと思います。 ○議長(日下敏久議員) 廣田議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) ぜひ、早くしていただいたら、皆、うちらの小学生、それから中学生、新1年生で行きょうる人もおりますんで、これは教育関係になりますけれども、非常に喜ぶと思いますんで、ぜひ、できるだけ早くやってもらいたいと思います。 それから、3点目の市内でクラスターが発生した場合、市民病院の対応についてということでありますけど、事業部長のほうから説明がありました。きょうもほかの質問の中で、1次的には、市長が言われたんかな、保健所が対応して、考えて、各地域の医療現場に指示なり、通告なり、通報なりしてこられるんだろうと思うんですけれども、これが同時多発的にあらゆるところで、岡山県は全国的には、楽観してはいけませんけども、25人今までに出ておるということをお聞きしておりますけれども、いつ県外から来て、それから発生するということも考えられるんで、そういったときに、同時多発したときに、各地の医療現場で対応しなさいというようなことになると、隔離という表現がいいんかどうかわかりませんけれども、収容して、ほかに拡散しないようにするためには、相当のベッド数も要るかなということがあるんですけれども、そういった場合に、ほかの地域で対応ができん、もううちだけでやりなさいというたときに、市民病院で果たしてどういうふうに対応するのかということを懸念するんですけれども、どういうふうに考えられとんですか。 ○議長(日下敏久議員) 三河内病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(三河内弘君) こちらだけで独自に好きなようには、状況的によくわからないんですけども、非常に今、基本的に国の方針とすると、感染症の指定医療機関というのを中心に対応するということになっています。今までは、岡山県の発生状況からすると、何とかそれに類似した、あるいはプラスアルファぐらいのところで済んでいます。ただ、これから2次、3次で今までよりもさらにたくさんの患者さんが出た場合にどうするかということで、国のほうは非常にたくさんの病床数を確保しろということを県のほうに伝えています。ですから、当然、指定医療機関だけでは対応できないことを想定して動いています。 国のほうも、新型コロナウイルス感染症を取り扱う外来なり病院を、表向きは、病院名は公表しないということになっていますので、なかなか微妙なところなんですけども、実際的に患者さんが出て、指定医療機関だけで対応できなくなると、当然、地域のこういうふうな病院も全く無視するわけにはいかないので、そういう状況は当然念頭に置きながら、いろんな対応をどうするかということは、具体的に考えてはおります。 ただ、私どもの病院は、感染症対応の病院として構造的につくっていませんので、たくさんの患者さんを受け入れるということはなかなか難しいんですが、どういうふうなところをどのように使えばいいか。そうなると、どのぐらいの患者さんを入れることができなくなるかとか、そういうふうなことを一応、具体的にはいろいろ頭の中では考えておりますので、その状況によってどのように対応するかということは、そのときそのときで具体的に動けるようなつもりにはしております。 ○議長(日下敏久議員) 廣田議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 市民病院だけの一番危惧するのは、病室、病床。病床だけで多発的に起こって、これは仮定として…… ○議長(日下敏久議員) 残り3分です。 ◆16番(廣田均議員) ここで、市内の中でそういったクラスターが発生した場合に、対応ができるんかなということを危惧しておるんです。 ○議長(日下敏久議員) 三河内病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(三河内弘君) それは、クラスターの程度によりますので、どんなにたくさん発生しても対応できるなんてことは逆立ちしてもございませんので、当然限られたものしかできません。ですから、これは県全域でその対応をしないといけませんし、そういうふうなクラスターが発生しないように、一生懸命国のほうは国民にもいろんなことを注意を喚起しておりますので、国民の皆さん方、特に市民の方々にもそういうことがないように、ふだんの、3密を避けるとかというふうなことを一生懸命頑張って、とにかく発生しないようにということをご協力いただければありがたいというふうに思います。 ○議長(日下敏久議員) 廣田議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) 今、医療現場で一生懸命やっていただいて本当に敬意を表します。今後とも頑張ってください。 それから、最後の農業者、漁業者の支援策について、10%の支援策を、これが20%、30%、そういった支援策を考えてはどうかなという思いがあるんですが、市長、どう思いますか。 ○議長(日下敏久議員) 武久顕也君。 ◎市長(武久顕也君) 持続化給付金が100万円、200万円というものがあって、それには10%ということですけれども、これの割合をふやしていくということになると、商工業者の皆さん方も同様に、割合をふやしていくということになってこようかと思います。 そういった方向がいいのか、それとももうちょっと違った事業者さんの支援がいいのかということを、今、我々も検討しておりますので…… ○議長(日下敏久議員) 残り1分です。 ◎市長(武久顕也君) また、具体的になりましたら、議会の皆さんにもご相談を諮るようにしてまいりたいと思いますので、とにかく何とか皆さんにここで踏ん張っていただけるように、我々も一生懸命、できるだけのことをやっていきたいと思いますので、ぜひご支援よろしくお願いいたします。 ○議長(日下敏久議員) 廣田議員。                〔16番 廣田 均議員 登壇〕 ◆16番(廣田均議員) それでは、これで一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(日下敏久議員) 以上で廣田均議員の質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。 全議員が着席するまでしばらくお待ちください。                午後4時5分 休憩                午後4時6分 再開 ○議長(日下敏久議員) 再開します。 以上で本日予定しておりました発言順序1番から9番までの一般質問が終了いたしました。 次の本会議はあす6月10日午前9時30分から引き続き発言順序10番から13番までの予定で一般質問を行います。 それでは、本日はこれをもちまして散会といたします。 皆さん大変お疲れさまでございました。                午後4時6分 散会...